レンスター・ラグビー(英: Leinster Rugby)は、アイルランドのラグビーユニオンクラブである。ユナイテッド・ラグビー・チャンピオンシップに所属。

History

クラブ創設~プロ化まで

アイルランドの南東部、レンスターの地域代表チームとしては1875年頃から活動しており、アルスターの代表チームなどと連合してイングランド代表チームとの試合を行っていた。1879年、ワンダラーズFC、ランズダウンFC、ダブリン大学といった地元クラブの選手たちによる地域代表チームとして、正式に設立された。その後は第一次世界大戦、第二次世界大戦による中断をはさみながら、地域内、地域間での試合が行われた。

プロ化~2014年頃まで

1990年代中盤、ラグビーユニオンのプロ化に伴いレンスター・ラグビーもプロのクラブとなった。新たに作られたケルティックリーグ(現・ユナイテッド・ラグビー・チャンピオンシップ)に参加した2001年にはレンスター・ライオンズという呼称があったが、2004-05シーズンの前にライオンズの名前はなくなっている。ケルティックリーグの初年度はプール戦で7戦全勝し、決勝では同じくアイルランドのマンスター・ラグビーを下して優勝を果たした。翌シーズン、プロ12のプール戦で5位に沈むものの同年のハイネケンカップでプール戦6戦で全勝した(その後準決勝でUSAペルピニャンに敗れ敗退)。以降、ケルティックリーグ、ハイネケンカップにおいて数シーズンに渡りタイトル獲得を逃す期間が続き、2006年に進出したハイネケンカップの準決勝でもライバルのマンスターに6-30で敗れている。

2007-08シーズン、レンスターはケルティックリーグで2002年以来の優勝を果たし、翌シーズンのハイネケンカップでは決勝でイングランドのレスター・タイガースに勝利し、初優勝を遂げた。その後ケルティックリーグ(2011-12シーズンからはプロ12)において、2010年から3年連続準優勝、さらに2013年、2014年は連覇を果たし、またハイネケンカップにおいても2011年、2012年と連覇を成し遂げ、クラブの黄金時代を築いた。

2015年~現在

2015年、ヨーロピアンラグビーチャンピオンズカップ(ハイネケンカップの後継大会)で準決勝に進出するも、前年に準々決勝で敗れたRCトゥーロンにまたも敗れ、タイトルを逃している(RCトゥーロンは3連覇達成)。2018年は、ヨーロピアンラグビーチャンピオンズカップにおいてはフランスのラシン92を、プロ14においてはウェールズのスカーレッツをそれぞれ決勝で破り、2冠を達成した。