北マケドニア

北マケドニア代表は、北マケドニアサッカー連盟によって組織される北マケドニアのサッカーのナショナルチームである。1993年にマケドニア共和国サッカー連盟（現・北マケドニアサッカー連盟）が設立され、1994年に国際サッカー連盟（FIFA）と欧州サッカー連盟（UEFA）に加盟した。

北マケドニアは、FIFAワールドカップには2022カタール大会で初出場を果たし、グループリーグでドイツ、イタリア、イングランドと同グループになった。北マケドニアは初戦のイタリア戦で3-2で敗北したが、第2戦のウクライナ戦では2-1で勝利し、最終戦のイングランド戦では0-0の引き分けに終わった。結果、北マケドニアはグループリーグ3位で敗退したが、FIFAワールドカップ初出場にしてグループリーグ突破にあと一歩まで迫る健闘を見せた。

北マケドニアは、UEFA欧州選手権には2020年大会で初出場を果たした。北マケドニアは、グループCに割り当てられ、オーストリア、ウクライナ、オランダと同組になった。北マケドニアは、初戦のオーストリア戦で3-1で勝利し、続くウクライナ戦は2-1で勝利した。最終戦のオランダ戦には0-3で敗れたが、グループ2位で決勝トーナメントに進出した。決勝トーナメント1回戦ではポルトガルと対戦し、0-2で敗れて大会を後にした。

北マケドニア代表を率いるのは、2021年から指揮を執るブラゴヤ・ミレフスキである。ミレフスキは、北マケドニアをUEFAネーションズリーグ2022-23でグループ1位に導き、UEFA EURO 2024予選プレーオフ出場権を獲得した。

北マケドニア代表の主力選手は、FWアレクサンダル・トライコフスキ、MFボジダル・クラエフ、DFエズジャン・アリオスキなどである。トライコフスキは、北マケドニア代表の歴代最多得点記録保持者であり、クラエフは北マケドニア代表の歴代最多出場記録保持者である。

北マケドニア代表は、近年目覚ましい躍進を遂げている。2022 FIFAワールドカップとUEFA欧州選手権に初出場を果たし、いずれの大会でもグループリーグを突破するなど、着実に出場権を獲得している。2024UEFA欧州選手権も、グループ突破を狙える有力チームの一つである。