J2リーグ 03/24 08:00 6 [20] ザスパ群馬 v ファジアーノ岡山 [2] W 1-2
J2リーグ 03/20 05:00 5 [1] ファジアーノ岡山 v 水戸ホーリーホック [17] W 1-0
J2リーグ 03/16 05:00 4 [19] 藤枝MYFC v ファジアーノ岡山 [1] W 0-1
J2リーグ 03/10 05:00 3 [5] ファジアーノ岡山 v レノファ山口FC [6] W 1-0
Jリーグカップ 03/06 10:00 7 テゲバジャーロ宮崎 v ファジアーノ岡山 W 1-4
J2リーグ 03/03 04:00 2 [17] いわきFC v ファジアーノ岡山 [6] D 1-1
J2リーグ 02/25 04:00 1 [6] ファジアーノ岡山 v 栃木SC [6] W 3-0
J2リーグ 11/12 04:00 42 [22] ツエーゲン金沢 v ファジアーノ岡山 [11] D 1-1
J2リーグ 11/05 05:00 41 [10] ファジアーノ岡山 v ブラウブリッツ秋田 [15] L 0-2
J2リーグ 10/29 05:00 40 [10] ファジアーノ岡山 v 栃木SC [20] D 1-1
J2リーグ 10/22 03:30 39 [20] レノファ山口FC v ファジアーノ岡山 [9] D 2-2
J2リーグ 10/08 10:00 38 [11] ザスパクサツ群馬 v ファジアーノ岡山 [9] D 0-0
J2リーグ 10/01 05:00 37 [8] ファジアーノ岡山 v ジェフユナイテッド市原・千葉 [5] L 0-5
J2リーグ 09/24 04:00 36 [10] ファジアーノ岡山 v ジュビロ磐田 [3] W 2-1
J2リーグ 09/16 09:00 35 [11] モンテディオ山形 v ファジアーノ岡山 [7] L 2-0
J2リーグ 09/09 10:00 34 [7] ファジアーノ岡山 v ベガルタ仙台 [12] W 1-0
J2リーグ 09/03 09:00 33 [15] いわきFC v ファジアーノ岡山 [10] W 1-2
J2リーグ 08/26 09:00 32 [4] 東京ヴェルディ v ファジアーノ岡山 [10] W 2-3
J2リーグ 08/19 10:00 31 [10] ファジアーノ岡山 v 大分トリニータ [5] W 1-0
J2リーグ 08/13 10:00 30 [22] 大宮アルディージャ v ファジアーノ岡山 [11] D 1-1
J2リーグ 08/05 10:00 29 [10] ファジアーノ岡山 v FC町田ゼルビア [1] L 1-3
J2リーグ 07/29 09:00 28 [6] 清水エスパルス v ファジアーノ岡山 [9] L 1-0
J2リーグ 07/24 10:00 27 [14] ロアッソ熊本 v ファジアーノ岡山 [10] W 1-2
J2リーグ 07/16 09:00 26 [10] ファジアーノ岡山 v V・ファーレン長崎 [7] D 2-2
天皇杯 07/12 10:00 9 ファジアーノ岡山 v 湘南ベルマーレ L 0-2
J2リーグ 07/09 10:00 25 [18] 徳島ヴォルティス v ファジアーノ岡山 [9] D 1-1
J2リーグ 07/05 10:00 24 [8] ファジアーノ岡山 v 藤枝MYFC [11] L 2-3
J2リーグ 07/01 10:00 23 [12] ファジアーノ岡山 v 水戸ホーリーホック [18] W 1-0
J2リーグ 06/24 09:00 22 [5] ヴァンフォーレ甲府 v ファジアーノ岡山 [12] D 0-0
J2リーグ 06/17 10:00 21 [2] 大分トリニータ v ファジアーノ岡山 [10] L 1-0

ファジアーノ岡山FC(ファジアーノおかやまエフシー、英: Fagiano Okayama FC)は、日本の岡山市、倉敷市、津山市を中心とする岡山県全県をホームタウンとする、日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)に加盟するプロサッカークラブ。呼称はファジアーノ岡山(ファジアーノおかやま)。

History

前史

1975年
川崎製鉄水島サッカー部のOBにより岡山県倉敷市でリバーフリーキッカーズ(RFK)を結成。
2001年
5月、岡山県サッカー協会が第60回国民体育大会(晴れの国おかやま国体)に向けサッカー成人の部を強化する方針に伴い、地元に根ざした既存チームを中核に日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)を目指すクラブとすることを決定。

ファジアーノ岡山結成以降(準加盟以前)

2003年
RFK(当時岡山県1部リーグ所属)を中核として、ファジアーノ岡山フットボールクラブが結成される。初代監督に山下立次が就任。
2004年
3月23日、運営法人となる特定非営利活動法人岡山ヒューマンスポーツクラブが設立される。
岡山県1部リーグで優勝。鳥取キッカーズFCとの入替戦に勝利して中国サッカーリーグへ昇格。
2005年
全国地域サッカーリーグ決勝大会(以下「地域決勝」)に初出場した(1次ラウンドで敗退)。
2006年
7月13日、岡山ヒューマンスポーツクラブに代わる運営会社となる株式会社ファジアーノ岡山スポーツクラブが設立。代表取締役に元ゴールドマン・サックス執行役員の木村正明が就任。
中国リーグで初優勝。地域決勝は決勝ラウンド3位の成績で、日本フットボールリーグ(JFL)昇格はならなかった。
2007年
監督に手塚聡が就任。シーズン前に19名がチームを退団した一方、東京Vから喜山康平などをレンタルで獲得。
8月21日、Jリーグ準加盟クラブとして承認。なお、地域リーグ所属チーム初の準加盟クラブとなった。
中国リーグを全勝優勝。第31回全国地域リーグ決勝大会も優勝し、2008年からのJFL昇格が決定。

2008年(JFL)

チームスローガン:FROM OKAYAMA TO J LEAGUE
リーグ戦は開幕から6連勝し一時は首位に立ち、前期終了時点で昇格圏内の4位以内をキープ。
リーグ最終節までガイナーレ鳥取と昇格圏内の4位を争い、12月1日の最終節(第34節)で鳥取が敗北したため、Jリーグ加盟条件となるJFL4位以内が確定(最終順位は4位)。
12月1日、Jリーグ臨時理事会でJリーグ加盟が承認され、2009年度からのJ2参加が決定。中国地方ではサンフレッチェ広島F.Cに次ぐ2番目のJリーグクラブとなった。
天皇杯に初出場。3回戦でJ2甲府に敗退。
  • チーム得点上位選手:小林康剛(19得点)、喜山康平(18得点)

2009年 - (J2)

2009年

2009年 開幕時スタメン

チームスローガン:夢から、日常へ。IT STARTS HERE
  • 加入選手

植田龍仁朗(G大阪)、保坂一成(甲府)、西野晃平(水戸)、青木孝太(途中加入、千葉)、三木良太(途中加入、G大阪)、野田紘史(途中加入、浦和)、廣永遼太郎(途中加入、FC東京)

大学生やJFLの選手を中心に選手を獲得。30代の選手がいなくなり、開幕当初の選手登録人数が44人とJ2最多となった。また、セカンドチームとしてファジアーノ岡山ネクスト(ネクスファジ)が結成され、4月10日に22人の選手がネクスファジに所属変更された。
Jリーグ加盟後の初戦は甲府に引き分け。4月29日の福岡戦で初勝利を挙げた。8月に2連勝したが、最後は11試合勝利無しとなり、J2最下位でシーズンを終了。なお、手塚がシーズン終了後に監督を退任。
  • チーム得点上位選手:西野晃平(9得点/34試合)、青木孝太(6得点/31試合)

2010年

チームスローガン:Driving evolution for the next 100years ~100年続くクラブのDNAのために~
  • 加入選手

後藤圭太(鹿島)、近藤徹志(浦和)、キム・テヨン(水戸)、岸田裕樹(神戸)、山中誠晃(ジェフリザーブズ)、篠原弘次郎(新卒)、福本尚純(新卒)、宮田直樹(新卒)、中野裕太(途中加入、横浜FC)、イ・ドンミョン(途中加入、Kリーグ・釜山)、白谷建人(途中加入、水戸)

  • レンタル移籍から復帰

新中剛史(松本山雅FC)

  • 退団選手

青木孝太(千葉)、保坂一成(甲府)

後任監督にヘッドコーチの影山雅永が就任。中野裕太(横浜FC)をレンタル移籍で獲得した。シーズン途中でイ・ドンミョン(Kリーグ・釜山)、白谷建人(水戸)、9月下旬に東京大学の久木田紳吾を特別指定選手とした。順位は昨年から上がって17位。天皇杯は初戦(2回戦)で福岡に敗れた。
  • チーム得点上位選手:岸田裕樹(5得点/33試合)、白谷建人(4得点/18試合)、三木良太(3得点/15試合)

2011年

チームスローガン:100DNA、100年続くクラブのDNAのために。2011
  • 加入選手

桒田慎一朗(広島)、イリアン・ストヤノフ(広島、元ブルガリア代表でチーム初の欧州出身選手)、一柳夢吾(仙台、元世代別代表)、大道広幸(鹿島)、仙石廉(柏、レンタル移籍)、久木田紳吾(新卒、昨シーズンの特別指定選手)、チアゴ(途中加入、元広島)

  • 退団選手

野田紘史(浦和へ復帰)、川原周剛(引退)、西野晃平(引退)、

  • レンタル移籍

キム・テヨン(東京V→Kリーグ・大田シチズンへ完全移籍)、喜山康平(東京V→讃岐)

昨年のレギュラーの内、真子・後藤・近藤・田所といった守備陣、岸田・白谷・三木といったFW陣は残留したが選手の多くが怪我により序盤から離脱、開幕戦の湘南戦は0-5と大敗した。ホーム開幕戦を前に、東日本大震災の影響でリーグ戦が中断。中断期間中に、ブラジル人FWチアゴ(深圳紅鑽)を獲得した。順位は昨年度の17位から13位へ上げ、PRIDE OF 中四国で初優勝を飾った。天皇杯は3回戦でC大阪に敗れた。
  • チーム得点上位選手:チアゴ(8得点/26試合)、金民均(4得点/35試合)、久木田紳吾(4得点/27試合)
  • 出場時間上位選手:真子秀徳(3330分/37試合)、澤口雅彦(3266分/37試合)、金民均(2646分/35試合)

2012年

  • 加入選手

中林洋次(広島)、服部公太(広島)、川又堅碁(新潟、レンタル移籍)、アンデルソン(新潟)、呉大陸(新卒)、飯田涼(新卒)

  • レンタル移籍から完全移籍に移行

仙石廉(柏)

  • レンタル移籍から復帰

馬場悠(金沢)、宮田直樹(松本)

  • 退団選手

李彰剛、岸田裕樹、山中誠晃(引退)、小林優希、三木良太、牧浦裕司、小寺優輝、加門亮兵、臼井仁志、ストヤノフ(引退)、妹尾隆佑(引退→普及コーチ就任)、白谷建人(熊本)、李東明(大分)、山崎正登(柏に復帰→岐阜にレンタル移籍)

  • レンタル移籍

喜山康平(松本)、久木田紳吾(松本)、野本安啓(秋田)、ファビオ(中国サッカーリーグ・デッツォーラ島根)、中牧大輔(FC琉球)

J1昇格プレーオフ進出ラインの6位を目指すために、大幅な入れ替えを行った。一方で、昨年チームで多くの得点をあげたチアゴ、金民均の引き留めに成功した。

シーズン開幕から4試合勝ちなしで、第4節終了時に21位となったが、第5節ホーム山形戦から3連勝、そのまま8試合連続負けなしで、一気にプレーオフ進出圏内となる6位以上を伺う7位まで浮上する。その後も、しばらく1桁順位はキープしていたものの、6位以内に入ることはなく、逆に第20節アウェー湘南戦から7戦連続勝ちなしの状態に陥り、順位も2桁の11位まで下がり、第23節終了時から第37節終了時まで10位と11位を推移する。第38節ホーム東京V戦で勝利し9位に浮上、その後再び10位に順位を下げるが、第41節ホーム栃木SC戦での勝利で8位に浮上、そのまま8位でシーズンを終えた。

川又が18得点を挙げ、西野晃平のチーム年間最多得点(2009年、9得点)を上回った。また、失点数はリーグ2位の34失点であった。

天皇杯は3回戦で名古屋に敗れた。

  • チーム得点上位選手:川又堅碁(18得点/38試合)、金民均(6得点/38試合)、仙石廉(3得点/41試合)、関戸健二(3得点/37試合)
  • 出場時間上位選手:中林洋次(3780分/42試合)、後藤圭太(3690分/41試合)、仙石廉(3607分/41試合)

2013年

チームスローガン:100DNA、100年続くクラブのDNAのために。
  • 主な加入選手

荒田智之(磐田)、鈴木崇文(町田)、押谷祐樹(磐田、レンタル移籍)、清水慎太郎(大宮、途中加入)

  • レンタル移籍から復帰

久木田紳吾(松本)

  • 主な退団選手

川又堅碁(新潟)、服部公太(引退)、金民均(その後復帰)、チアゴ、アンデルソン(町田)、中野裕太、大屋翼(神戸)

4月1日、新練習場となる政田サッカー場が完成した(後述)。開幕から11戦無敗で、2位まで順位をあげるも、6月は未勝利となり、前半戦は9位で折り返した。後半戦初戦の神戸戦には勝利するも、次の横浜FC戦の試合中、前半戦チームトップの8得点を挙げた荒田が全治3ヶ月のケガで戦線を離脱した。金民均・清水が加入するも、リーグ最多17引き分けを喫するなど、勝ちきれない試合が増えた。11月10日の徳島戦に敗れ、2試合を残しJ1昇格プレーオフ圏内・6位以上の可能性が消えた。なお、最終順位は12位となった。

天皇杯は3回戦で柏に敗れた。

  • チーム得点上位選手:荒田智之(9得点/31試合)、押谷祐樹(9得点/35試合)、清水慎太郎(4得点/10試合)

2014年

チームスローガン:100DNA、100年続くクラブのDNAのために。
  • 主な加入選手

染矢一樹(岐阜)、久保裕一(鳥取)、林容平(FC東京からレンタル移籍→大分))、鎌田翔雅(湘南、レンタル移籍)、片山瑛一(新卒)、上田康太(大宮、途中加入)、ウーゴ(ナウチコ、途中加入)

  • 主な退団選手

鈴木崇文(町田)、金民均(蔚山現代)、桒田慎一朗

押谷の完全移籍、清水のレンタル延長等、昨シーズンの主力がほぼ残留し、FWを中心に補強を敢行したものの、シーズン初勝利が第4節、第8節のホーム北九州戦まで勝点を8しか挙げられず、第6節終了時から第8節までは19位に低迷、ホーム初勝利に至っては4月26日の第9節札幌戦でようやく挙げるというスロースタートとなる。しかし、ルーキー・片山が前半戦チーム得点王(4得点)の活躍、上田の途中加入によりチームが活性化し、第9節から第27節アウェーで再び北九州に敗れるまで、クラブ新記録となる18試合連続無敗(9勝9分)を達成、前半戦終了時点では、プレーオフホーム開催権を有する4位で折り返し、後半戦も第27節の敗戦で5位に順位を落とすものの暫くはプレーオフ出場圏内の6位以上をキープしていた。しかし、9月14日の第31節アウェー松本戦での勝利の後、第32節から8試合勝利なし(3分5敗)で、特に第36節から4連敗したことで順位を落とし、第37節終了時についにプレーオフ圏外の7位に転落、第39節終了時には10位にまで順位を落とす。押谷が川又(2012年)以来となるJ2での2ケタ得点を挙げるも、新加入FW陣が得点を伸ばせず、途中加入のブラジル人・ウーゴもシーズン無得点に終わり、11月15日、第41節ホーム最終戦の熊本戦に引き分けた時点で7位以下が確定、最終節、2015年のJ3リーグ降格が決まっていた最下位富山にアウェーで勝利し、最終順位は8位となったものの、プレーオフ進出を逃した。11月28日、チームを5年指揮した影山とコーチの眞中、GKコーチの高橋範夫が退任した。天皇杯は2回戦で愛媛に敗れた。

  • チーム得点上位選手:押谷祐樹(11得点/35試合)、片山瑛一(6得点/35試合)、清水慎太郎(5得点/32試合)

2015年

  • 主な加入選手

岩政大樹、加地亮(共にチーム初の元A代表選手)、矢島慎也(浦和、チーム初の五輪代表選手、レンタル移籍)岡本英也(大分、レンタル移籍)

  • 主な退団選手

後藤圭太、石原崇兆、荒田智之(何れも松本)、仙石廉(長野)、鎌田翔雅(清水)、真子秀徳(引退)、ウーゴ、清水慎太郎(大宮)、上田康太(磐田)

長澤徹コーチが監督に昇格、W杯出場経験のある岩政・加地、五輪代表を狙う矢島が加入した。一方で、前体制の主力メンバーの多くが上述の通り退団した。開幕から2勝1分と開幕ダッシュに成功するが、その後は勝ちきれない試合が増え、前半戦は12位で折り返す。7月8日~8月15日の8試合に勝利できず(3分5敗)、順位を下げていった。8月15日~10月25日の10試合は負けなし(4勝6分)でチームは立ち直り、J2で3番目に少ない失点35ながら、J2最多の18引き分けであった。最終順位は11位。天皇杯は1回戦で鳥取に敗れた。

  • チーム得点上位選手:押谷祐樹(9得点/36試合)、矢島慎也(8得点/37試合)、片山瑛一(5得点/40試合)

2016年

  • 主な加入選手

赤嶺真吾(G大阪、レンタル移籍)、豊川雄太(鹿島、レンタル移籍)、秋吉泰佑(甲府、レンタル移籍)、矢島慎也(浦和、五輪代表選手、レンタル移籍延長)、藤本佳希(明治大学)、久保飛翔(慶応義塾大学)、金珍圭(ムアントン・ユナイテッドFC、完全移籍、途中加入)、王靖斌(広州恒大淘宝、レンタル移籍)

  • 主な退団選手

植田龍仁朗(熊本)、千明聖典、染矢一樹(何れも大分)、宮田直樹(沼津)、田所諒(横浜FC)、飯田涼(相模原)、呉大陸(秋田)、妹尾隆佑、上條宏晃(何れも引退)、幡野貴紀(JFL・武蔵野)、岡本英也(山口、途中移籍)、久保裕一(水戸、途中移籍)

長澤監督2年目、在籍の長かった植田・田所が退団するも、J1で実績のある赤嶺、矢島と共に五輪代表を狙う豊川が加入。勝点(昨年54)・得点(昨年40)・得失点(昨年+5)の3項目を昨年から10ポイントずつ上乗せする「プラステン」を掲げ、堅守(昨年の失点35)を維持しつつ得点を伸ばすことで、自然と勝点・得失点も伸ばすというスタンスで臨んだ。

開幕から6試合負けなしでのスタート(3勝3分)となり、片山のロングスローからの得点などでセットプレーでの得点が増え、一時はJ2最多得点をマーク。第11節終了時に5位に浮上して以降はシーズン終了まで6位以上を維持、第14節、第18節各節終了時には自動昇格圏の2位、うち第18節の行われた6月12日には暫定ながら首位にも立つなどし、前半戦4位で折り返す。

シーズンを通じて3連勝、2連勝が各2回と大きな連勝こそなかったものの、6試合連続負けなしが先述の開幕戦からを含め3度、5試合連続負けなしが1度と安定した戦いを進め、矢島が五輪メンバーに選出され一時離脱する時期がありながらも、チームは勝ち点を重ねた。シーズン最後での8試合未勝利(4分4敗)こそあったものの、最終順位を6位とし、クラブ史上初のJ1昇格プレーオフに進出が決定した。なお「プラステン」に関しては失点(44、リーグ7位)が増加した影響もあり、得失点(+14)こそ未達成となったが、勝点(64)・得点(58、リーグ5位)では達成した。又、観客動員平均1万人という目標も最終戦で10,017人となり、こちらも達成した。

J1昇格プレーオフ準決勝は、3位・松本と対戦。前半に押谷がゴールを決め、1-0で折り返す。後半に追いつかれ、引き分けでは敗退となる中、アディショナルタイムに赤嶺が決勝ゴールを決め2-1で勝利、決勝に駒を進めたが、C大阪に0-1で敗れJ1昇格を逃した。天皇杯は3回戦で鹿島に敗れた。セカンドチームであったファジアーノ岡山ネクストが消滅した。

  • チーム得点上位選手:押谷祐樹(14得点)、豊川雄太(10得点)、岩政大樹(6得点)

2017年

  • 加入選手

大竹洋平(湘南、完全移籍)、一森純(山口、完全移籍)、パク・ヒョンジン(長崎、完全移籍)、喜山康平(松本、7年ぶりに復帰、完全移籍)、石毛秀樹(清水、元U-21日本代表、レンタル移籍)、櫛引政敏(清水、五輪代表、レンタル移籍)塚川孝輝(流通経済大学)、武田将平(神奈川大学)、下口稚葉(JFAアカデミー福島)、石川隆汰(ファジアーノ岡山U-18、昇格)、キム・ジョンミン(水原三星、レンタル移籍、途中入団)、ニコラス・オルシーニ(SVホルン、レンタル移籍、途中入団)

  • レンタル移籍から完全移籍で加入

赤嶺真吾(G大阪)

  • レンタル移籍から復帰

似鳥康太(横浜FC)

  • 退団選手

島田譲(長崎)、押谷祐樹(名古屋)、中林洋次(広島)、小林秀征(長野)松原修平(讃岐)、秋吉泰佑、矢島慎也、酒井宣福(レンタル移籍期間満了)、岩政大樹(東京ユナイテッドFC)、キム・ジンギュ(韓国・大田)、久保裕一(水戸へのレンタル移籍期間満了→相模原へ移籍)

  • レンタル移籍

イ・キョンテ(琉球、途中移籍)

  • レンタル移籍から完全移籍で退団

岡本英也(山口)

長澤監督3年目。岩政や矢島など昨年の主力選手が退団してしまったが、レンタル移籍だった赤嶺が完全移籍で加入、代表経験のある石毛、櫛引がレンタル移籍で加入し、喜山が7年ぶりに復帰した。

開幕から3戦未勝利(2分1敗)19位と出遅れ、第4節、第5節と勝利し第5節終了時点で9位に浮上するが、その後は順位を落とし第14節終了時点で17位まで順位を落とした。第15節から13戦負けなし(7勝6分)第27節終了時点で8位まで順位を上げるが次節から最終節まで2勝しかできず、シーズン通じて連勝が2連勝の2回、3連勝の1回のみ。引き分けがリーグで3番目に多い16と勝ちきれない試合が多く、1度もJ1昇格争いに絡むことができず最終順位は13位。天皇杯は3回戦で長野に敗れた。シーズン終了後、布啓一郎コーチがザスパクサツ群馬の監督に就任するために退任した。

  • チーム得点上位選手:赤嶺真吾(10得点)、豊川雄太(8得点)

2018年

  • 加入選手

金山隼樹(札幌、完全移籍)、椋原健太(C大阪、完全移籍)、後藤圭太(松本、4年ぶりに復帰、完全移籍)、増田繁人(新潟、完全移籍)、濱田水輝(福岡、完全移籍)、上田康太(磐田、4年ぶりに復帰、完全移籍)、仲間隼斗(讃岐、完全移籍)、末吉隼也(福岡、完全移籍)、齊藤和樹(磐田、完全移籍)、イ・ヨンジェ(京都、完全移籍)、チェ・ジョンウォン(建国大学校、新卒)、松本健太郎(佐賀大学、新卒)、武田拓真(東海学園大学、新卒)、阿部海大(東福岡高校、新卒)、福元友哉(市立船橋高校、新卒)、デューク・カルロス(川崎ユース)、リカルド・サントス(C大阪、途中加入)、高橋壮也(広島、レンタル移籍、途中加入)、ジョン・チュングン(横浜FC、レンタル移籍、途中加入)

  • レンタル移籍から復帰

イ・キョンテ(琉球)

  • 退団選手

竹田忠嗣(岐阜)、篠原弘次郎(福岡)、久木田紳吾(群馬)、渡邊一仁(横浜FC)、田中奏一(鹿児島)、パク・ヒョンジン(水原三星)、片山瑛一(C大阪)、櫛引政敏、石毛秀樹、キム・ジョンミン、豊川雄太、ニコラス・オルシーニ(何れもレンタル移籍期間満了)、チャン・ソグォン、近藤徹志(何れも契約満了)、木和田匡、加地亮、石川隆汰(何れも現役引退)、藤本佳希(愛媛、途中移籍)、加藤健人(おこしやす京都AC、途中移籍)

長澤監督4年目。前年に引き続いて多くの選手が入れ替わり、篠原や片山といった主力選手や竹田や久木田といった在籍年数の長い選手が退団した他、加地亮が現役引退となった。一方で後藤と上田が4シーズンぶりに復帰したことをはじめJ1経験のある実力者を多く獲得した他、高卒・大卒選手を6名迎え入れて新陳代謝を図った。チームスタッフには、前年途中まで新潟で監督を務めた三浦文丈がヘッドコーチに就任。3月末にはクラブ代表取締役の木村正明が、日本プロサッカーリーグ専務理事に就任することに伴い退任した。

開幕3連勝など第5節~第9節の時点でリーグ首位に立ち開幕ダッシュに成功したが、それ以降は故障者が続出したこともあって尻すぼみの成績となり、第20節にて8位に転落するとその後はプレーオフ圏内に浮上することもできず、プレーオフ制度が導入された2012年以降では最低となる15位でシーズンを終えた。リーグで5番目に少ない43失点と堅守を見せたものの、得点数43はリーグワースト4位であり、勝ちきれない試合が続出する悪癖が解消されなかった。天皇杯は2回戦で町田に敗れた。シーズン終了をもって監督の長澤 とヘッドコーチの三浦 が退任。

  • チーム得点上位選手:仲間隼斗(8得点)、濱田水輝・塚川孝輝・上田康太・齊藤和樹(3得点)

2019年

  • 加入選手

廣木雄磨(山口、完全移籍)、レオ・ミネイロ(福岡、完全移籍)、ハディ・ファイヤッド(マレーシア・ジョホール・ダルル・タクジムII)、デネル・ピニェイロ(ブラジル・ヴィラ・ノヴァFC)、田中裕介(C大阪、完全移籍)、ユ・ヨンヒョン(韓国・SOL FC)、久保田和音(鹿島、育成型期限付き移籍)、松木駿之介(慶應義塾大学、新卒)、中野誠也(磐田、育成型期限付き移籍、途中加入)、西村恭史(清水、育成型期限付き移籍、途中加入)、山本大貴(松本、レンタル移籍、途中加入)、増谷幸祐(琉球、レンタル移籍、途中加入)

  • 退団選手

塚川孝輝(松本)、大竹洋平(長崎)、加藤健人(おこしやす京都ACへのレンタル移籍期間満了→群馬へ移籍)、似鳥康太(熊本へのレンタル移籍期間満了→いわきFCへ移籍)、久保飛翔(現役引退)、末吉隼也(SC相模原)、澤口雅彦、伊藤大介、リカルド・サントス(いずれも契約満了)、ジョン・チュングン、高橋壮也(いずれもレンタル移籍期間満了)、デネル・ピニェイロ(契約解除、途中退団)

  • レンタル移籍から完全移籍で退団

藤本佳希(愛媛)

後任監督にU-17日本代表監督を務めた有馬賢二が就任。塚川が退団した以外は主力選手の多くが残留した他、外国人を中心に若手選手を多く獲得した。7月7日の鹿児島戦から7月27日の甲府戦にて、J2参入後初となるリーグ戦4連勝を達成した。9月にも勝点8を稼ぎ有馬監督が月間最優秀監督賞を受賞 するなど、クラブ史上最多となるシーズン18勝を挙げ、終盤までプレーオフ進出争いに絡んだものの、最終成績は9位に終わる。天皇杯は3回戦で川崎に敗れた。シーズン終了後、5年間在籍したコーチの戸田光洋が退任となった。

  • チーム得点上位選手:イ・ヨンジェ(18得点)、仲間隼斗(15得点)、中野誠也(6得点)

2020年

  • 加入選手

徳元悠平、上門知樹(いずれも琉球、完全移籍)、白井永地(水戸、完全移籍)、清水慎太郎(大宮、6年ぶりに復帰、完全移籍)、ポープ・ウィリアム(川崎、レンタル移籍)、パウリーニョ(松本、完全移籍)、山田恭也(ファジアーノ岡山U-18、昇格)、野口竜彦(中央大学、新卒)

  • レンタル移籍から完全移籍で加入

山本大貴(松本)、増谷幸祐(琉球)

  • 退団選手

一森純(G大阪)、松本健太郎(いわきFC)、仲間隼斗(柏)、久保田和音、西村恭史、中野誠也(いずれもレンタル移籍期間満了)、レオ・ミネイロ(今治、途中退団)、増田繁人(藤枝、途中退団)

  • レンタル移籍

武田将平(甲府)、イ・キョンテ(川崎、途中移籍)

有馬監督2年目。前半戦は2連敗が2度あった一方連勝は一度もなく、第21節終了時点では6勝6分9敗の勝点24、首位と勝点差20の16位となる。後半戦は、シティライトスタジアムの芝生張り替え工事が11月から予定されるため、同スタジアムで開催されるホームゲーム最終戦が11月25日予定の第36節となり、第38節のホームゲーム福岡戦は、岡山県内の他会場での開催を目指したものの「スタジアムの諸事情に鑑みた結果」、同シーズンJ3の讃岐の本拠地Pikaraスタジアムを借りて開催、第39節以降は4試合連続でアウェーゲームが設定された。

  • チーム得点上位選手:上門知樹(7得点)、イ・ヨンジェ・山本大貴(6得点)

2021年

  • 加入選手

井上黎生人(鳥取、完全移籍)、河野諒祐(水戸、完全移籍)、宮崎幾笑(FC東京、レンタル移籍)、川本梨誉、梅田透吾(いずれも清水、育成型期限付き移籍)、木村太哉(甲南大学、新卒)、疋田優人(大阪体育大学、新卒)、宮崎智彦(無所属、途中加入)、安部崇士(徳島、育成型期限付き移籍、途中加入)、ブレネー・マルロス(無所属、途中加入)、石毛秀樹(清水、4年ぶりに復帰、レンタル移籍、途中加入)、ミッチェル・デューク(アル・タアーウンFC、チーム初の現役A代表選手、途中加入)

  • 退団選手

清水慎太郎、赤嶺真吾(いずれも琉球)、上田康太(栃木)、後藤圭太(相模原)、チェ・ジョンウォン(水原三星)、武田拓真(岩手)、三村真(宮崎)、ポープ・ウィリアム(レンタル移籍期間満了)、椋原健太(現役引退)

  • レンタル移籍

ハディ・ファイヤッド(沼津)、デューク・カルロス(町田)、松木駿之介(鈴鹿ポイントゲッターズ、途中移籍)、野口竜彦(ラインメール青森FC、育成型期限付き移籍、途中移籍)

  • レンタル移籍から完全移籍で退団

武田将平(京都)

有馬監督3年目。序盤から故障者と得点力不足に悩んで出遅れ、シーズン中盤にかけて積極的に戦力を補強。9月中旬から11月まで無敗を記録し上門が10月に月間MVPを獲得、有馬監督も11・12月度の最優秀監督賞を受賞 する等の活躍を見せたが及ばず、15勝14分13敗の11位に終わる。天皇杯は、3回戦で名古屋に敗れた。シーズン終了をもって有馬監督、眞中コーチ、吉田GKコーチ が退任した。

  • チーム得点上位選手:上門知樹(13得点)、石毛秀樹(6得点)、ミッチェル・デューク(3得点)

2022年

  • 加入選手

チアゴ・アウベス、白井陽斗(何れもG大阪、完全移籍)、ハン・イグォン(ソウルイーランドFC、完全移籍)、杉山耕二(東京ユナイテッドFC、完全移籍)、河井陽介(清水、完全移籍)、ヨルディ・バイス(京都、完全移籍)、柳育崇(栃木、完全移籍)、本山遥(関西学院大学、新卒)、田中雄大(早稲田大学、新卒)、谷口璃成(明秀学園日立高校、新卒)、佐野航大(米子北高校、新卒)、ステファン・ムーク(アデレード・ユナイテッドFC、完全移籍、途中加入)、堀田大暉(湘南、レンタル移籍、途中加入)、成瀬竣平(名古屋、育成型期限付き移籍、途中加入)、永井龍、仙波大志(何れも広島、レンタル移籍、途中加入)、輪笠祐士(秋田、完全移籍、途中加入)

  • レンタル移籍から完全移籍で加入

宮崎幾笑(FC東京)

  • レンタル移籍から復帰

松木駿之介(鈴鹿ポイントゲッターズ)、野口竜彦(ラインメール青森FC)

  • 退団選手

上門知樹(C大阪)、パウリーニョ(松本)、イ・キョンテ(金海市庁FC)、増谷幸祐(鳥取)、井上黎生人(京都)、白井永地(徳島)、イ・ヨンジェ(仁川ユナイテッドFC)、山本大貴(長野)、椎名一馬(東京武蔵野ユナイテッドFC)、ブレネー・マルロス(クラブ・ドゥ・ヘモ)、田中裕介(SHIBUYA CITY FC)、石毛秀樹、安部崇士(何れもレンタル移籍期間満了)、梅田透吾(育成型期限付き移籍契約解除、途中退団)、ユ・ヨンヒョン(高知ユナイテッドSCにレンタル移籍→慶南FC、途中退団)、川本梨誉(群馬、途中退団)

  • レンタル移籍

下口稚葉(今治、育成型期限付き移籍)、デューク・カルロス(町田へのレンタル移籍期間満了→長野へ育成型期限付き移籍)、山田恭也(高知ユナイテッドSC、育成型期限付き移籍、途中移籍)、馬渡洋樹(湘南、途中移籍)、松木駿之介(鈴鹿ポイントゲッターズ、途中移籍)、杉山耕二(東京武蔵野ユナイテッドFC、育成型期限付き移籍、途中移籍)、福元友哉(FC大阪、育成型期限付き移籍、途中移籍)

新たな監督に、前季までガンバ大阪コーチだった木山隆之が就任。コーチには吉岡宏(GK担当)、小坂雄樹 が加入。選手では井上、白井、上門といった前季までの主力選手がチームを去った一方、J1経験者や外国人を中心に大型補強を敢行。シーズン中も若手選手のレンタルを中心に積極的な放出や補強を実施した。

4月3日開催のJ2第8節・山形戦(NDソフトスタジアム山形)では、一度1-0で勝利を収めながら、「担当審判員による明らかな競技規則の適用ミス」があったとして、Jリーグ史上初の再試合が実施されることとなった(再試合は8月31日に開催され、2‐0で岡山の勝利)。6月15日には、C大阪を退団した乾貴士がコンディション調整を目的としてチームの練習に合流した(7月22日に参加終了)。

木山監督が6月 と8月 に月間最優秀監督賞を受賞、バイスが8月の月間MVPを獲得。リーグ戦は20勝12分10敗の3位でプレーオフ出場となった。順位と勝ち点(72)はJ2参戦14年目で過去最高の成績を達成。天皇杯は、2回戦で栃木に敗れた。

J1参入プレーオフではホームで6位・山形と対戦するも、0-3で敗れ、初のJ1とはならなかった。

ミッチェル・デュークがFIFAワールドカップカタール大会にて、オーストラリア代表に選出された。

  • チーム得点上位選手:チアゴ・アウベス(16得点)、ミッチェル・デューク(8得点)、ヨルディ・バイス(7得点)

2023年

加入メンバー
鈴木喜丈(水戸、完全移籍)、山田大樹(鹿島、育成型期限付き移籍)、櫻川ソロモン(千葉、期限付き移籍)、井川空(札幌、期限付き移籍)、高木友也、田部井涼(共に横浜FC、完全移籍)、高橋諒(湘南、完全移籍)、川谷凪(清水、期限付き移籍)、坂本一彩(G大阪、期限付き移籍)
レンタル移籍から完全移籍で加入
堀田大暉(湘南)、永井龍(広島)
レンタル復帰メンバー
山田恭弥(高知ユナイテッドSC)、福元友哉(FC大阪)
退団メンバー
馬渡洋樹(湘南)、徳元悠平(FC東京)、成瀬竣平(レンタル移籍期間満了)、白井陽斗(琉球)、喜山康平(松本)、川本梨誉(レンタル期間満了)、宮崎智彦(福島)、齊藤和樹(クリアソン新宿)、デューク カルロス(長野→相模原へ完全移籍)、ミッチェル デューク(町田)
レンタル移籍メンバー
疋田優人(愛媛)、阿部海大(秋田)、宮崎幾笑(いわき)、松木駿之介、杉山耕二(ヴェルスパ大分)

木山監督2年目。コーチ陣には、中本貴博コーチ(高知ユナイテッドSCから帰任) が加入した。その一方で強化責任者だった原靖強化部長が退任した。

開幕戦では佐野や新戦力の櫻川、坂本など若手の活躍によりジュビロ磐田に3-2で勝利。2年連続の開幕首位スタートとなった。第2節の清水エスパルス戦では、15695人の観客が訪れ、初めてのホーム開幕戦チケット完売となった。第34節のベガルタ仙台戦では、14156人の観客が集まり、ビジター席、車椅子席を除き、今期2度目の前売券でチケット完売となった。試合は後半アディショナルタイムにムークが先制点を挙げ、1-0で勝利した。序盤戦に6試合連続引き分けを記録するなど、負け数は少ないがシーズンを通して勝ちきれない試合が多く、チアゴなど故障者が相次いだこともあり、得点力不足に陥った。シーズン途中に佐野が移籍したが、末吉を千葉から獲得した。後半戦はやや巻き返し、一時4連勝を達成してプレーオフ圏内の6位に浮上するも、37節千葉戦で0-5の大敗を喫すると一気に失速し、最後の6試合を勝ちなし(4分2敗)で終わり、最終順位は10位と前年から大きく下落。引き分け数はリーグ最多の19を記録。昇格プレーオフ進出もならず、開幕前の期待を大きく裏切る結果となった。11月24日に木山監督の続投が発表された。

2024年

加入メンバー(2023年12月27日現在)

スベンド・ブローダーセン(横浜FC、完全移籍)、グレイソン(慶南FC、完全移籍)、田上大地(新潟、完全移籍)、柳貴博(沖縄、完全移籍)、齋藤恵太(秋田、完全移籍)、ガブリエル・シャビエル(シャコペエンセ、期限付き移籍) 、岩渕弘人(いわき、完全移籍)、藤田息吹(山形、完全移籍)、竹内涼(清水、完全移籍)、吉尾虹樹(法政大学、新卒)、川上康平(東洋大学、新卒)、太田龍之介(明治大学、新卒)、藤井葉大(飯塚高校、新卒)

レンタル移籍から完全移籍で加入

田部井涼(横浜FC)、末吉塁(千葉)、井川空(北海道)

レンタル復帰メンバー

阿部海大(秋田)

退団メンバー

坂本一彩(ガンバ大阪、期限付き移籍期間満了)、山田大樹(鹿島)、永井龍(北九州)、河井陽介(富山)、濱田水輝(大宮)、杉山耕二(北九州)、松木駿之介(鳥取)、下口稚葉(大宮)、川谷凪(清水、期限付き移籍期間満了)、谷口璃成(滋賀→北九州、育成型期限付き移籍)、野口竜彦(ヴィアティン三重)、ハン・イグォン(バルザンFC、完全移籍)、福元友哉(鈴鹿ポイントゲッターズ)、山田恭也(ヴェルスパ大分、育成型期限付き移籍)、櫻川ソロモン(千葉、期限付き移籍期間満了)、チアゴ・アウベス(シャコペエンセ、完全移籍)、宮崎幾笑(未定)、ヨルディ・バイス(未定)、疋田優人(未定)

木山監督3年目。


ファジアーノ岡山は、日本の岡山県岡山市をホームタウンとする、日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)に加盟するプロサッカークラブ。

1975年に、岡山県作陽高等学校のサッカー部を中心に「作陽クラブ」として結成。その後、岡山県社会人サッカーリーグ、中国社会人サッカーリーグ、全国地域サッカーリーグ中国圏、日本フットボールリーグ(JFL)に所属していたが、2014年にJリーグ ディビジョン2(J2)に昇格した。

ファジアーノ岡山のチーム名の由来は、イタリア語で「雉(きじ)」を意味する「Fagiano(ファジアーノ)」から。これは、岡山県が雉の生息地であることと、雉が勇敢で力強い鳥であることから、チームのシンボルとして採用された。

ファジアーノ岡山のホームスタジアムは、岡山市にあるシティライトスタジアム。収容人数は20,000人。

ファジアーノ岡山のユニフォームは、ホームが赤と黒の縦縞、アウェイが黒と赤の横縞。

ファジアーノ岡山のマスコットキャラクターは、「ファジ丸」。雉をモチーフにしたキャラクターで、頭には羽があり、赤いユニフォームを着ている。

ファジアーノ岡山の応援歌は、「ファジアーノ岡山賛歌」。作詞は近藤浩章、作曲は杉本眞人。

ファジアーノ岡山は、2016年にJ2で優勝し、J1に昇格した。しかし、2017年にはJ1で18位となり、J2に降格した。