ダルクルドFF(Dalkurd FF)は、スウェーデンのウプサラをホームタウンとするサッカークラブである。
クラブは9人のクルド人移民により、2004年9月26日にブラゲが資金提供した社会プロジェクトとしてダーラナ県ボーレンゲで創設された。2005年にスウェーデン8部のディビジョン6で最初のシーズンを迎えた。
クラブ精神の中心は「社会的責任感」であり、クルド人移民がスウェーデン社会に溶け込めるように支援する取り組みを行う。また、スウェーデンとイラクのクルディスタン地域にアカデミーを開設した。チームカラーはクルディスタンを象徴し、シャツの紋章にはクルドの旗が含まれる。後述のクラブの躍進もあり、世界中のクルド人、クルド人のディアスポラにとっての「ナショナルチーム」のような存在となった。
スウェーデン最下部に参加してから3部のディビジョン1に昇格するまで、5シーズン連続で昇格を果たした。2013年は入れ替え戦でヴェルナモと対戦し、第1戦は1-0で勝利したが、第2戦は1-5で敗れ、2部のスーペルエッタン昇格を逃した。2015年はシーズン無敗で迎えた10月10日にウメオに2-0で勝利し、3節を残してスーペルエッタン昇格を果たした。2016年4月3日にアウェーで行われたアッシリスカ戦でスーペルエッタンデビューを果たした。2017年10月28日、スウェーデン出身のクルド人であるラウェズ・ラーワンの得点により、GAISに1-0で勝利し、自動昇格圏内の2位以上が確定、1試合を残して最上位のアルスヴェンスカン昇格を果たした。
2017年11月、ボーレンゲからウプサラに移転することが発表された。
2018年4月2日、フレンズ・アレーナで行われたAIK戦でアルスヴェンスカンデビューを果たした。同年4月8日に行われた第2節エステルスンドFK戦でモハメド・ブヤ・トゥレイがアルスヴェンスカンでのクラブ初得点を記録、チームも3-0で勝利し、アルスヴェンスカン初勝利を挙げた。