大連人職業足球倶楽部または大連プロフェッショナルFC大连人职业足球俱乐部、 Dalian Professional Football Club)は、中国遼寧省大連市をホームタウンとする、かつて存在していた中国プロサッカーリーグ(中国リーグ)に加盟するプロサッカークラブ。2020年1月までのチーム名は、大連一方足球倶楽部(大连一方足球俱乐部)。2024年に解散。

History

2009年(クラブ創設)

大連阿爾浜集団有限公司が親会社となり、9月に大連阿爾浜足球倶楽部(大连阿尔滨足球俱乐部)として発足。大連経済技術開発区内にある大連大学体育场をホームスタジアムとして活動を始める。

2010年(乙級)

最も下のリーグである中国乙級リーグ(3部リーグ)から参加。2010年度乙級リーグで優勝し、甲級リーグ(2部リーグ)へ昇格。

2011年(甲級)

中国甲級リーグで優勝し、超級リーグ(1部リーグ)に昇格。

2012年-2014年(超級)

2014年

リーグ戦30試合6勝11分13敗という成績で15位に終わり、甲級リーグ(2部リーグ)へ降格。

2015年-2017年(甲級)

2015年

張佳祺が広州恒大へ移籍。

2016年

チーム名を「大連一方足球倶楽部」へ変更。

2017年

中国甲級リーグで優勝し、超級リーグ(1部リーグ)に昇格。

2018年-(超級)

2018年

開幕前に大幅資金投入し、アトレティコ・マドリードからベルギー代表FWカラスコ、アルゼンチン代表MFニコラス・ガイタン、サウサンプトンからポルトガル代表DFジョゼ・フォンテを獲得。しかし開幕戦で上海上港に0-8で大敗するなど3連敗し、馬林監督を解任しベルント・シュスター監督を招聘。最終節で長春亜泰に2-0で勝利し残留を確定させ、リーグ戦10勝5分15敗で11位に終わった。

2019年

2月11日に崔康熙監督が就任。2月14日にはSSCナポリからスロバキア代表MFマレク・ハムシクを獲得。レバンテからガーナ代表FWエマニュアル・ボアテングを獲得。ニコラス・ガイタンをシカゴ・ファイアーに放出。趙明剣(河北華夏から)秦升(上海申花)李建濱(上海申花)趙旭日(天津天海)鄭龍(広州恒大)楊善平(天津天海)ら中国代表クラスを獲得した。しかし成績低迷し7月1日に崔康熙は退任。翌日にラファエル・ベニテス監督が就任した。

2020年

1月21日に、チームのロゴと、チーム名を大連一方足球倶楽部(大连一方足球俱乐部)から大連人職業足球倶楽部(大连人职业足球俱乐部)に変更した。

2024年

1月17日、2024年シーズンへのライセンスが降りなかったとしてクラブの即時解散を発表した。クラブは声明で「多くの関係者の努力にもかかわらず、解決できなかった歴史的な負債によりクラブの正常な運営ができず、最終的に2024年シーズンに参加するためのリーグ審査を通過できなかった」と説明した。

大連人職業足球倶楽部(簡体字: 大连人职业足球俱乐部)は、中華人民共和国の遼寧省大連市をホームタウンとする、中国プロサッカーリーグのクラブ。通称は『大連人』または『大連』であり、正式な発音は『ダーリエンレン』であるが、日本メディアでは『タイアンレン』と音訳している。

同クラブは、2009年に「大連実徳足球倶楽部」から「大連阿爾濱足球倶楽部」に改称された。2015年1月に「大連一方足球倶楽部」に名称を変更し、2020年3月からは「大連人職業足球倶楽部」と名乗っている。2020年シーズンの成績は13位であり、中国サッカー・甲級リーグ(2部)への降格が決まった。

大連人は、中国プロサッカーリーグで8回優勝しており、中国サッカー・スーパーカップでも3回優勝している。また、AFCチャンピオンズリーグでは、2010年にベスト8に進出した。

大連人のホームスタジアムは、大連体育センター。収容人数は61,000人であり、中国最大のサッカー専用スタジアムである。

大連人のライバルクラブは、遼寧宏運足球倶楽部である。両クラブは、同じ遼寧省をホームタウンとしており、激しいライバル関係にある。

大連人は、中国サッカーを代表するクラブであり、多くのスター選手を輩出してきた。現在、大連人でプレーしている主な選手は、趙旭日、闫相闖、孫国文、傅博である。