アルバニアサッカー代表は、アルバニアサッカー連盟(FSHF)によって組織される、アルバニアのサッカーのナショナルチームである。ホームスタジアムは、首都ティラナにあるエア・アルバニア・スタジアムである。

アルバニアは、1930年に国際サッカー連盟(FIFA)と欧州サッカー連盟(UEFA)に加盟。FIFAワールドカップとUEFA欧州選手権には、ともに本大会に出場したことがない。また、オリンピックでは、1972年ミュンヘンオリンピックに出場したものの、グループリーグで敗退している。

アルバニア代表の背番号10は、長らく「聖なる背番号10」として扱われており、20年以上着用する選手はいなかった。しかし、2016年にドイツ出身でアルバニア系のコスタス・マノラスが背番号10を背負い、それ以降は先発の座に定着している。

アルバニア代表の選手は、国内リーグでプレーする選手が中心となっている。近年では、海外リーグでプレーする選手も増えているが、それでも国内リーグのレベルは高くない。そのため、FIFAランキングでは100位前後を行き来している。

アルバニア代表は、長年「東欧の弱小国」と見なされてきた。しかし、2010年代後半になると、一気に躍進した。2016年のUEFA欧州選手権予選では、グループ2位でプレーオフに進出し、惜しくも本大会出場を逃した。2018年のFIFAワールドカップ予選では、グループ2位でプレーオフに進出し、ついに本大会出場を決めた。

アルバニアは、FIFAワールドカップ初出場となった2018年ロシア大会では、グループリーグで敗退した。しかし、アルゼンチンやナイジェリアといった強豪相手に善戦し、世界に存在感を示した。

アルバニア代表は、現在も躍進を続けている。2020年のUEFA欧州選手権予選では、グループ2位でプレーオフに進出し、本大会出場を決めた。アルバニアは、2大会連続のワールドカップ出場を目指している。