Bリーグ2 04/20 08:00 32 バンビシャス奈良 v 愛媛オレンジバイキングス - View
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バンビシャス奈良(バンビシャスなら、英: Bambitious Nara)は、日本のプロバスケットボールチーム。B.LEAGUE B2 西地区所属。ホームタウンは奈良県奈良市。2013年創設。

History

bjリーグ参入決定まで

bjリーグ創設年と同じ2005年に、「奈良にプロバスケットボールチームをつくる会」が設立され、同年と翌2006年にbjリーグ参入申請を行ったが、2度とも落選し、活動を休止した。

その後、仙台89ERS取締役の加藤真治が故郷の奈良県で新チーム設立すべく、以前の「つくる会」メンバーと共に「奈良にプロバスケットボールチームをつくる会」を再び設立。2011年のbjリーグ参入申請を目指したが、東日本大震災により被災した仙台の再建に集中するため延期。仙台の再建に一定の目処が立った後、2011年9月に仙台の取締役職を退任して活動を再開し、2012年6月にbjリーグ参入を申請。7月に認可され、2013-14シーズンからの参入が決定した。

参入決定からシーズン開幕まで

2012年8月から9月にかけてチーム名の一般公募を行い、11月23日に橿原市で行われた大阪対島根戦でチーム名「バンビシャス奈良」を発表した。これに伴い、運営会社も「ナラプロ(奈良にプロバスケットボールチームをつくる会)」から「株式会社バンビシャス奈良」に改称した。

2013年3月、マスコットキャラクターの「シカッチェ」を発表した。

初代ヘッドコーチ(HC)に前琉球HCの遠山向人を招聘。ドラフト会議においては拡張ドラフトで埼玉の山城拓馬と滋賀の本多純平を指名、新人ドラフトでは1巡目にTGI D-RISEの笠原太志、2巡目に拓殖大学の鈴木達也を指名。他に京都ハンナリーズから奈良出身の稲垣諒と横浜練習生の長島エマニエルを獲得した。外国籍選手はジョー・チャップマン、アンソニー・ブラウン、ジャマー・エイブラムズ、リーバイ・ギースのアメリカ人4選手と契約し、計10人の体制が定まった。

シーズン開幕前の2013年9月14日から15日に滋賀県で行われたプレシーズンゲーム「bjチャレンジカップ」で優勝。その直後ギースとの契約を解除し、代わってエイドリアン・モスと契約した。同月21日には初めてのホーム戦を奈良市中央体育館で開催し、高松に敗れたものの観客およそ2,500人を集めた。

bjリーグ

2013-14シーズン

10月5日、大阪府立体育会館での大阪戦で開幕を迎え、78-87で敗れて黒星発進となる。その後開幕8連敗を喫したが、11月9日に横大路運動公園体育館で京都を87-75で破り、リーグ戦初勝利を上げた。次のカード、大和郡山市総合公園体育館での高松戦でホーム開催初白星。1月15の埼玉戦からオールスターゲームを挟んで2月1日の東京戦まで初の3連勝を記録。プレイオフ進出争いに加われず、4月2日からのアウェイ大分4連戦の初戦に敗れた時点でプレイオフ進出が消滅したが、翌日から12日の島根戦まで初の4連勝を達成した。最終成績は19勝33敗でウエスタンカンファレンス10チーム中9位。

2014-15シーズン

遠山HCが退任し、新HCに前埼玉アシスタントコーチ(AC)の小野寺龍太郎が就任。前シーズン在籍していた選手のうち、吉田簡太郎と外国人全員が退団。山城拓馬が引退してコーチに就任した。新戦力として前東京の伊藤拓郎、前埼玉の山崎稜、外国人はチェハーレス・タプスコット、アンドレ・マリー、マイケル・セントジョンおよびジャレッド・カーターと契約。

10月の開幕戦で高松に連敗したが、次節の大阪戦で連勝してシーズン初勝利をあげた。タプスコットがスコアリーダーとなり、鈴木はリーグアシストランキングで1位を獲得したが、連勝は11月に記録した3連勝が最高で上位には進出できなかった。2月にマレーを群馬に放出し、ジェームズ・ラホーンおよび練習生の辻屋健と契約。終盤には高松や福岡とプレイオフ圏内の8位を争い、一時はプレイオフ圏内につけたが、3月中旬から閉幕まで11連敗を喫し、ウエスタン10位に順位を下げてシーズンを終えた。

2015-16シーズン

小野寺HCも1シーズンで退団し、前新潟アルビレックスBBラビッツHCの衛藤晃平が新HCに就任。寺下太基、ジュリアス・アシュビーらが新加入。12月から1月にかけてチーム新記録の6連勝を記録し、首位の京都からも1勝をあげた。終盤はプレーオフ圏内の8位を福岡と争ったが、最終節の直接対決で敗れてプレーオフ進出はならず、ウエスタン12チーム中9位の順位でシーズンを終えた。

B.LEAGUE

2016年9月

2016-17シーズン (B2 中地区)

bjリーグとNBLが統合し、B.LEAGUEが発足。奈良はB2に所属することとなった。HCは引き続き衛藤が務める。ジョン・フラワーズが途中退団し、テレンス・ウッドベリーを獲得。B2中地区6チーム中4位(全体13位)、勝率4割でシーズンを終えた。

2017-18シーズン (B2 西地区)

ジェリコ・パヴリセヴィッチを新HCとして招聘するが成績不振によりシーズン半ばで解任。後任は選手兼ACの石橋晴行が暫定的に指揮を執ることとなった。シーズン前半に大型連敗を喫し、一時はB3リーグ降格が危ぶまれたが、ジョシュア・ドラードを補強し、B2西地区6位(全体16位)でB2に残留した。

2018-19シーズン (B2 西地区)

石橋晴行がアソシエイトヘッドコーチ(AHC)として引き続き指揮を執る。新戦力として前横浜のジェフリー・パーマー、前栃木前村雄大らが加入。トリプル・ダブルを量産するゲーリー・ハミルトンの活躍もあり、B2西地区4位(全体13位)でシーズンを終える。

2019-20シーズン (B2 西地区)

クリストファー・トーマス(英語版)HC体制となり、前愛媛アンドリュー・フィッツジェラルド、グレッグ・マンガーノ、前滋賀西裕太郎、前金沢井手勇次らが加入。チーム記録となる7連勝を飾るなどの成績を残し、プレーオフ進出をうかがうが終盤9連敗を喫して失速。新型コロナウイルス流行によるリーグ戦打ち切りにより、13試合未消化のままB2西地区5位(全体13位)で終了。

2020-21シーズン (B2 西地区)

コロナ禍の影響で東西2地区制となる。前シーズンACの間橋健生が新HCに就任。マーカス・ダブ、木村啓太郎、薦田拓也らが新加入。B2西地区8チーム中7位(全体13位)で終了。

2021-22シーズン (B2 西地区)

前シーズンまで佐賀でACを務めていたフェルナンド・カレロ・ヒルが新HCに就任。新加入選手は鈴木大、コーリー・ジョンソンら。グレッグ・マンガーノが2シーズンぶり復帰。デイビッド・ドブラスは個人事情により帰国したクリス・オトゥーレ(12月に復帰)に代わり急遽入団し、11月末まで在籍した。開幕直後にジョーダッシュ・マブンガが加入した。1月23日時点で7勝で地区最下位と低迷していたためヒルのHC契約を解除し、堀田剛司がHCに就任した。最終成績成績は9勝45敗で西地区7位で初めて地区最下位となった(全体順位14チーム中13位)。

2022-23シーズン (B2 西地区)

石橋晴行が4シーズンぶりに奈良に復帰し、ヘッドコーチに就任。ジョーダッシュ・マブンガ、クリス・オトゥーレ、グレッグ・マンガーノが退団。グレッグ・マンガーノは引退する。富山から宇都直輝を獲得。西宮からシェイク・ムボジとクリスチャン・ジェームズ、ジェレマイア・ウィルソンを獲得。

2023-24シーズン (B2 西地区)

バンビシャス奈良は、奈良県をホームタウンとするプロバスケットボールチームである。BリーグB2に所属している。チーム名の「バンビシャス」は、奈良県産の銘酒「奈良萬」と、情熱を意味する「アンプション」を組み合わせた造語である。

バンビシャス奈良は、2003年に奈良県バスケットボール協会の有志によって設立された。当初は全国クラブバスケットボール選手権大会に出場していたが、2011年にbjリーグに参入した。bjリーグでは、2017年まで6シーズン連続でプレイオフに進出した。2018年にBリーグに参入し、現在はB2で戦っている。

バンビシャス奈良は、奈良県を拠点に活動しているため、ホームゲームは奈良県内で行われることが多い。また、奈良県外でも数多くのエキシビションマッチを開催している。バンビシャス奈良は、奈良県におけるバスケットボールの普及に貢献しているチームとして、地元の人々から親しまれている。