Bリーグ2 04/20 05:00 32 神戸ストークス v 熊本ヴォルターズ - View
Bリーグ2 04/21 05:00 32 神戸ストークス v 熊本ヴォルターズ - View

Wikipedia - 神戸ストークス

神戸ストークス(こうべストークス、英: Kobe Storks)は、日本のプロバスケットボールチーム。B.LEAGUE B2 西地区所属。ホームタウンは兵庫県神戸市。2011年創設。旧名称は西宮ストークス

History

参入前

  • 2010年(平成22年)
    • 10月1日 - 運営会社「株式会社アスリートグリーン兵庫」を設立。2011-12シーズンからのJBL2参入、2012年のJBL昇格、さらには2013年に発足する予定の新リーグ参戦を目指して活動を開始した。
  • 2011年(平成23年)
    • 1月 - JBL2への加盟申請を実施、7日に2011-12シーズン準加盟を承認される。
    • 2月 - 初のトライアウトを実施。
    • 3月9日 - 公募により決定したチーム名「兵庫ストークス」とチームロゴ、兵庫県出身である長尾強司、中村大輔の2名の入団を発表。
    • 4月27日 - JBL2臨時総会でJBL2への正式加盟が決定。

JBL2

2011-12シーズン

スローガン:All out, All game, All season

初代HCには、日本のバスケにも精通しているBT・テーブスを招聘。 選手には前述の長尾・中村の他に、2006年に開催されたのじぎく兵庫国体にて、中村と共に地元代表としてベスト8入りした谷直樹・高松英二・松崎賢人、昨年まで「劉衡」としてプレーした劉生琢行、井上ジョナサンらを獲得、外国人には、ジャワン・ベイリーが加入した。

開幕に先立ち、8月13日にプレシーズンゲーム(vs JBL・パナソニック、神戸市立中央体育館)が開催された。結果は56-80と大敗したが、1491人の観客にストークスがお披露目された。その後8月19日にベイリーが契約を解除され、新たにテーブスHCの出身国であるカナダ代表で、身長211cmのジェフ・ファーガソンを加えた。日本人選手のみでの平均身長が187.9cmとJBL2の中で1位を誇る中に、ファーガソンが加入した事で平均身長が190.0cmとさらに大きくなり、初めてのシーズンに挑んだ。

10月15日の開幕戦は67-84で敗れ、その後に練習生の翁長明弘と選手契約を交わした。10月22日のホーム開幕戦(神戸ファッションマート)でファーガソンが負傷退場しながらも、80-70で初勝利を収めた。プレーできる外国人選手がいない危機を打破するために、bjリーグの浜松で優勝経験のあるウィリアム・ナイトを補強した。12月4日の黒田電気戦(西宮市立中央体育館)終了後の記者会見で、来シーズンのJBLへの加入申請が発表された。この12月4日から1月14日(神戸ファッションマート)まで7連勝、経験豊富なナイトがJBL2・個人成績ランキングの多くに入る活躍でチームを牽引し、日本人選手の台頭もあって一時は3位まで順位を引き上げた。その後上位チームには苦戦を強いられるも、中下位チーム相手には確実に勝利を重ね、3月17日の最終戦(グリーンアリーナ神戸)で勝利してプレーオフ圏内の4位を確定させた。

なお個人成績では、ナイトが得点王、ブロック王、リバウンド2位、フリースロー及びスティール3位となり、個人2冠と5部門でトップ3入りを果たした。また劉生がリバウンド3位、松崎がアシスト2位となり、チーム内の日本人で最多得点(平均13.8点)を挙げた谷が得点9位に入るなど、日本人の活躍も目立った。

ヒマラヤアリーナで開催されたプレーオフでは、1位でレギュラーシーズン3戦全敗の豊田通商に85-103で敗れ、決勝には進出できなかった。しかし翌日の3位決定戦で鹿児島に90-81で勝利し、最終順位を3位でシーズンを終えた。

4月12日、2012-13シーズンのJBLへの昇格見合わせが決まり、JBL2残留となった。

2012-13シーズン

兵庫ストークス、2013年1月4日、オールジャパン三回戦
スローガン:ステップアップ

テーブス初代HCが続投、9月10日まではGM職も兼務していた。 残留したのは、兵庫県出身の高松・松崎・中村・谷と、昨シーズンの主力であった松山・ナイトの6名。 新加入は、兵庫県出身の道原紀晃・中西良太、神原裕司、藤原岳志、カナダ代表のマイケル・リファーズである。なお、初代キャプテンの長尾は現役を引退し、河相・柳沢・翁長はつくば、リバウンドでチームに貢献した劉生は大塚商会、井上はbjリーグ・宮崎へ移籍した。

6月23日、2013年から始まる新リーグに参画するチームとしてストークスが承認され、トップリーグであるNBLの所属が決まった。なお当シーズンのJBL2が東西カンファレンス制となり、ストークスは昨シーズンのプレーオフに共に進出した、豊田通商・アイシンAW・鹿児島と同じ西地区に所属することになった。開幕戦こそアイシンAWに敗れたが、前半戦終了時点においてJBL2最多得点(86.6)と最少失点(67.8)という圧倒的な数字を残し、2位に3ゲーム差をつけた首位で前半戦を終えた。

JBL2西地区首位としてオールジャパンに初出場した。初戦の曙ブレーキ工業戦に72-56で勝利し、JBLチームとの初めての公式試合を戦うことになった。しかし、その対戦相手・三菱電機との実力差は大きく、62-85で敗退した。

シーズンに戻ると、11月11日から1月19日までのシーズン10連勝で勢いを増し、2月10日・11日の鹿児島戦で唯一の連敗を喫したが、3月16日の最終戦(グリーンアリーナ神戸)、チーム最多の2,458人の観衆のなかでつくばに勝利し、JBL2西地区優勝を決めた。パークアリーナ小牧でのプレーオフ・準決勝では、レギュラーシーズン最終戦の対戦相手・つくばと再戦し、73-67で勝利して決勝に進出した。その相手はレギュラーシーズンで唯一負け越した鹿児島であったが、87-80で勝利を収め、JBL2最終シーズンを優勝で締めくくった。

松崎が最多アシスト・シーズンMVP・ベスト5、ルーキー道原が最高フリースロー成功率・新人王に輝いた。2月以外の全ての月にストークスから月間MVPを輩出し、テーブズHCはコーチ・オブ・ザ・イヤーとなるなど、充実した2年目であった。そのテーブスHCは、4月17日に契約満了による退任が発表された。

NBL

2013-14シーズン

新HCにはダニー・ヨシカワが就任。主力メンバーが残留し、梁川禎浩、カール・ホールが新加入した。10月11〜13日のホームゲーム試合会場が決まらず、1月18・19日に神戸ファッションマートへの変更を強いられた。前半戦は西地区4位で折り返すも(6勝20敗)、プレーオフ進出ラインの3位から9ゲーム離された。前半戦終了前に、高松の契約解除・藤原の引退、新加入選手が発表されるも、12月20日から4月5日までの間NBL公式戦におけるリーグワーストの25連敗を喫し、3月でレギュラーシーズン敗退が決まった。その後3連勝、4連敗でシーズンを終えた。

2014-15シーズン

ホール・中西・松崎・中村が退団、松山が引退した。谷・松島・道原・梁川・ナイトが残留し、細谷将司、中務敏宏・根来新之助、田村大輔・デボーン・ワシントン、アイザック・バッツが新加入した。

開幕から10試合の成績は3勝7敗。チームトップの得点をあげていたワシントンが、ホールのいるbj・信州に移籍した。12月17日にヨシカワHCが契約解除、上田康徳ACがHCに昇格、前半戦は11勝12敗で折り返した。チーム立て直しを図り、プレーオフを目指した後半戦だったが、開始早々に6連敗、8連敗を喫した。ワシントンに代わる新外国人も獲得できず、勝ち数は昨年から倍増したがプレーオフ進出は逃した。

2016-17シーズン発足のJPBL1部を見据え、ホームタウンを神戸市から西宮市に、ホームアリーナも神戸市立中央体育館から西宮市立中央体育館に移転、チーム名も「西宮ストークス」に変更した。7月末での発表では保留となり、8月末の最終振り分けで2部への所属となった。

2015-16シーズン

上田HCは続投し、前和歌山ACの塚本鋼平が新ACに就任。選手では、細谷、松島、バッツ、ナイト、田村が退団し、畠山俊樹、佐藤浩貴、丸山公平、マシュー・ヘゼカイア、ダバンテ・ガードナーが新加入。

新ホームアリーナ・西宮市立中央体育館に栃木を迎えた開幕2連戦はチーム史上初めて、両日共に観客2,000人超(2,356人/2,164人)を記録した。シーズン初勝利は9戦目の広島戦(加古川市立総合体育館)。開幕後に奥本友人、ディリオン・スニード、大阪学院大学から合田怜が新加入し、ヘゼカイアが退団した。

ホームタウン移転元年は勝ち星・観客動員も伸び悩み、どちらも11位で終了となった。

B.LEAGUE

2016-17シーズン(B2 中地区)

上田HCが退任し、前京都ACの高橋哲也が新HCに、bjリーグ時代に大阪のHCとして3連覇を果たした天日謙作を新AC(実質的な指揮官)に迎えた。また、バレーボール日本女子代表元監督の柳本晶一を顧問に迎えた。 天日ACの下で活躍した石橋晴行、竹野明倫、松崎賢人、坂井レオ、石塚裕也、外国人選手ではウィル・クリークモアと、NBA経験のあるラリー・オーウェンスが新加入、合田、根来、畠山、ガードナー、中務らが退団した。 開幕2戦目の勝利から9連勝を挙げ確実に白星を重ねるチームに、NBAのニューヨーク・ニックスに在籍したジョーダン・ヴァンデンバーグが加わった。 その後クリークモアが東京Zに移籍した事で外国人が2人となったので、bjリーグのチャンピオンリングを3個持つドゥレイロン・バーンズを補強。イギリス生まれながら西宮で育ち日本国籍を有する土屋アリスター時生、シュート力の高い内藤健太が特別指定選手として入団した。

レギュラーシーズンは、FE名古屋と中地区首位争いを演じ、3月18、19日の直接対決(加古川市立総合体育館)で連勝した。43勝17敗で中地区首位となり、第2シード権とホーム開催権を得てB2 PLAYOFFS 2016-17に進出した。

ファーストラウンドの群馬クレインサンダーズ戦(西宮市立中央体育館)を、68-59、70-60で連勝し、この時点で来季のB1昇格が決定した。5月20日に行われたB2 PLAYOFFS FINALS(国立代々木競技場第二体育館)で島根を78-53で下し、初代B2チャンピオンに輝いた。

2017-18シーズン(B1 西地区)

スローガン:挑戦

スタッフは継続し、竹野が引退してACとなった。B2優勝に貢献したロスターはほぼ残留させ、セオン・エディ、大塚勇人、コナー・ラマートが新加入。 「同期昇格」ながらスタッフ・選手をほぼ総入れ替えする島根と逆のスタイルでB1に挑んがB1全18チーム中17チームと低迷し、B1残留プレーオフに出場。 横浜と対戦し第3戦までもつれ込む試合となったが、1勝2敗で1回戦敗退。1年でB2降格となった。 

2018-19シーズン(B2 中地区)

スローガン:全力宣言!

高橋HC、天日AC、エディ、ヒル、坂井、ヴァンデンバーグ、石塚、岡田、リドリーが退団。 上原壮大郎、ランディ・ホワイト、佐藤浩貴が新加入。新HCにはセルビア人のミオドラグ・ライコビッチが就任した。

9月29日からシーズンがスタートしたが、開幕10試合で1勝9敗と低迷。外国籍選手の入れ替えもある中、B2全体で8位でシーズンを終えた。

2019-20シーズン(B2 中地区) 

スローガン:協創!

ライコビッチHC、ストイコフAC、竹野AC、上原、大塚、佐藤が退団。梁川が現役を引退した。昨シーズン特別指定選手だった濵高康明、俊野佳彦、岸田篤生、劉瑾が新加入。新HCにはギリシャ人のクリストス・マルマリノスが就任したが、7月26日に健康上の理由でマルマリノスとの契約を解除。後任にドイツ人のマティアス・フィッシャーが就任した。

9月21日にシーズンが開幕し、低迷した昨季とは逆に開幕10試合で9勝1敗と上々のスタートを切った。しかし、3月27日に新型コロナウイルス感染拡大のため、残りのリーグ戦及びポストシーズンの中止が発表され、中地区2位、B2全体5位が確定した。

2020-21シーズン(B2 西地区)

スローガン:協創!
プレーオフスローガン:Be One

フィッシャーHCが続投。松崎、濵高、谷、道原、岸田、劉が残留し、ウォルドー、バーンズ、須藤、谷口、内藤、土屋が退団した。今野翔太、福田真生、渡邊翔太、アレクサンダー・ルオフ、シェイク・ムボジ、デクアン・ジョーンズが新加入。また、新型コロナウイルス感染拡大のため東西2地区制となり、前季まで中地区に所属していたストークスは西地区所属となった。

10月2日からシーズンが始まり、2連勝スタート。その後は負けが先行したが、1月22日に川崎からマット・ボンズが加入すると、ボンズ加入後2戦目の越谷戦から3月6日の茨城戦までチーム記録となる14連勝を記録。連勝中の2月28日には地区優勝マジック16が点灯し、3月28日に4年ぶり2回目となるプレーオフへの出場が決定、ホーム最終戦の4月17日の福岡戦に勝利し、2016-17シーズンの中地区優勝以来4シーズンぶりの地区優勝を決めた。しかし、5月7日に始まったプレーオフ準々決勝の仙台戦で2連敗し、敗退。目標のB2優勝・B1昇格は持ち越しとなった。シーズン終了後、フィッシャーHCの続投が発表された。

また、コート外では、11月26日に選手1名が新型コロナウイルスに感染したと発表。翌日に本人の意向により谷が感染したと公表した。加えて、12月4日には、選手が国外から新規入国した際、入国の次の日から起算して14日間は検疫所長が指定する場所で待機しなければならないところ、待機期間内に待機場所外で行われたチーム練習に参加させ、新型コロナウイルス感染症感染拡大防止のため政府が実施している水際対策の一環である「入国後14日間待機要請」に従わなかったとして、茨城と共にリーグより制裁を受けた。

2021-22シーズン(B2 西地区)

スローガン:ALL GREEN

フィッシャー体制3年目。ほとんどのメンバーが残留した一方、ボンズと岸田が退団。ハンガリー・バスケットボールリーグ(英語版)・デブレセニEACからシャキール・ハインズが、三河から川村卓也が新加入、佐賀から中西良太が7季ぶりに復帰した。

チームは12月26日の福島戦から3月6日の福岡戦まで、前季記録した球団記録に迫る13連勝を記録し、西地区首位に浮上。3月12日の仙台戦に敗れてからは白星と黒星が交互に並ぶ試合が続き、一時は西地区3位に後退。しかし、4月2日・3日の仙台戦に連勝し西地区首位を奪還すると、4月6日に発表された消滅試合を受け、2年連続3回目となるプレーオフへの進出が決定した。最終的に36勝19敗の西地区3位でレギュラーシーズンを終え、プレーオフへは第5シード(自地区3位/2地区間1位)で出場。5月7日から熊本県立総合体育館で行われた準々決勝の熊本戦では2戦とも1桁点差の接戦だったが、2年連続のスイープ負けで準々決勝敗退となり、シーズンが終了した。

2022-23シーズン(B2 東地区)

スローガン:WE WILL

7代目HCに森山知広が就任。選手は例年通り残留路線だが、川崎から綱井勇介、FE名古屋から川島聖那を獲得し前季からの若返りを図った。また、新外国籍選手に前季ブルガリアリーグでMVPを獲得したトレイ・ポーター、現役スロベニア代表選手でB.LEAGUE初のスロベニア国籍選手であるジガ・ディメッツを獲得。課題だったインサイドの補強に成功した。しかし、レギュラーシーズンでは小型ながら連敗を繰り返し、球団史上初めてB2で負け越す結果となった。プレーオフには3年連続で出場。準々決勝の越谷戦は2勝1敗で突破し、プレーオフが4チーム制だった2016-17シーズン以来の準決勝に進出。しかし、準決勝の佐賀戦には敗れ、5季連続でB1復帰を逃した。3位決定戦では第1シードのA千葉と対戦。スイープで勝利し、B2年間3位が確定した。ポーターがレギュラーシーズンでブロック王を獲得。また、4月9日にグリーンアリーナ神戸で開催したA千葉戦にて、当時のB2リーグ最多入場者数を更新する「5,443人」を動員した。

2023-24シーズン(B2 西地区)

スローガン:TOUGHNESS

森山体制2年目。このシーズンより本拠地を西宮市から神戸市に移し「神戸ストークス」に改称。中西、川島、綱井、金田、杉山、道原、松崎、谷、渡邊、ポーターが残留。ジョーンズ、ディメッツ、濵高が退団。新たにカロンジ磯山パトリック、アイザイア・アームウッド、ジョーダン・キャロラインが加入した。

開幕から6連勝を記録し上々のスタートを切るが、早々にアームウッドが故障。インジュアリーリストに登録されたため、短期契約でナイジェル・スパイクスを獲得した。しかし、7勝2敗だった10月から一転、11月は3度の2連敗を含む2勝6敗と失速。続く12月も5勝6敗と負け越すと、1月5日・6日の福岡戦も連敗でシーズン前半が終了。14勝16敗と借金を背負い折り返す結果となった。スパイクスとの短期契約は1月6日付で満了。

コート外では、代表取締役社長の北村正揮が国際バスケットボール連盟への移籍に伴い退任。オーナー会社・スマートバリューの代表執行役社長で、前単独オーナーの渋谷順が新たに代表取締役社長に就任した。

西宮ストークスは、兵庫県西宮市を本拠地とするプロバスケットボールチームである。B.LEAGUEのB2リーグに所属している。

チーム名は、西宮市の旧名である「西宮郷」に由来している。「ストークス」は、英語で「コウノトリ」を意味し、西宮のシンボルであるコウノトリにちなんで名付けられた。

チームカラーは、赤と白である。

ホームアリーナは、西宮市総合体育館である。

チームの運営会社は、株式会社ストークスである。

西宮ストークスは、2007年に創設された。2016年にB.LEAGUEに参入し、2017年にB2リーグに昇格した。

西宮ストークスは、B2リーグ屈指の強豪チームである。2018-19シーズンには、B2リーグで優勝し、B1リーグに昇格した。しかし、2019-20シーズンには、B1リーグで最下位となり、B2リーグに降格した。

西宮ストークスは、B2リーグで再び優勝し、B1リーグに返り咲くことを目指している。