クルブ・アトレティコ・デ・サン・イシドロ(西: Club Atlético de San Isidro、略称: CASI)は、アルゼンチンのブエノスアイレス州サン・イシドロを拠点とするスポーツクラブ。ラグビーチームが特に有名である。トルネオ・デ・ラ・URBAに所属。

History

1902年10月24日、主にサン・イシドロの住民から構成されるクルブ・デ・フットボール・デ・サン・イシドロ(Club de Foot-ball de San Isidro)と、イギリス人鉄道従事者を中心としたサン・イシドロ・アトレティック・クルブ(San Isidro Athletic Club)という2つのクラブの合併により、CAサン・イシドロ(CASI)が誕生した。当初はサッカーとクリケットをプレーしていた。

ラグビーチームが最初に創設されたのは1907年であったが、この時はメンバー不足などで長続きしなかった。しかし、その後1917年に再結成されると、そのシーズンのトルネオ・デ・ラ・URBAを制し、そこから13シーズン連続優勝を達成した。

1935年、CAサン・イシドロの会長の運営方針に不満を抱いた一部の有力選手やクラブ関係者が離反して、サン・イシドロ・クルブ(SIC)が結成された。以来、サン・イシドロ・クルブとの対戦はクラシコと位置づけられている。

1962年にはアルゼンチンのラグビークラブとして初めてイギリス遠征を催行した。

1986年には、南米クラブ王者を決める大会であるスダメリカーノ・デ・クルベス(スペイン語版)を制した。1995年には、国内クラブ王者を決めるナシオナル・デ・クルベス(1993年に大会創設)で優勝した。しかし以降は、タイトルから遠ざかることが目立つようになった。

2005年のトルネオ・デ・ラ・URBAでは、プレーオフの決勝でライバルのサン・イシドロ・クルブと対戦することになった。試合終了直前のペナルティゴールによりCAサン・イシドロが18-17で逆転勝利し、1985年以来20年ぶりにトルネオ・デ・ラ・URBAを制した。これが現在のところ、最後に獲得した主要タイトルとなっている。