FCリヴィウ(ウクライナ語: ФК «Рух» Львів)は、ウクライナの西部リヴィウに本拠地を置くサッカークラブである。現在はウクライナ・プレミアリーグに所属している。

1903年に創設された歴史あるクラブであり、1930年代にはポーランドリーグで優勝を果たした。ソ連時代にはウクライナSSRリーグでプレーし、1969年にはウクライナ・チャンピオンシップで優勝している。

ウクライナ独立後はウクライナ・プレミアリーグに参加し、2002年にはリーグ優勝を果たした。その後は財政難に苦しみ、2008年に2部リーグに降格した。しかし、2010年に1部リーグに復帰し、2017年にはウクライナ・カップで初優勝を果たした。

クラブのホームスタジアムは、34,915人を収容するアリーナ・リヴィウである。同スタジアムはUEFA EURO 2012の開催地の一つとして建設され、現在はリヴィウのランドマークとなっている。

FCリヴィウは、ウクライナ代表の選手を数多く輩出している。中でも、アンドリー・シェフチェンコはウクライナ史上最高の選手の一人とされており、ACミランやチェルシーなどで活躍した。

2022年2月にロシアによるウクライナ侵攻が開始されると、クラブは活動停止を余儀なくされた。しかし、同年4月に活動を再開し、現在はウクライナ・プレミアリーグで戦っている。