アフリカ女子ネイションズカップ(英: Africa Women Cup of Nations)は、アフリカサッカー連盟(CAF)が主催する、ナショナルチームによる女子サッカーの大陸選手権大会である。
1991年にFIFA女子ワールドカップが設立されたのに伴い、アフリカにおける予選大会として設立された。当初はワールドカップ開催年に合わせて開催されていたが、1998年大会より2年に1回の開催となり、ワールドカップ開催年の前年に行われる大会が予選を兼ねるようになった。
1991年に開催された第1回大会は、特定の開催国を決めずエントリーした国で試合を行う形式で当初8ヶ国で戦われる予定であったが、コンゴ共和国・ジンバブエ・セネガル・の3ヶ国、その後ザンビアが棄権したため、ガーナ・ギニア・ナイジェリア・カメルーンの4ヶ国で試合が行われた。決勝戦にはカメルーンとナイジェリアが進出し、計2試合行った結果、ナイジェリアが初のアフリカ王者となった。
1998年の第3回大会より予選大会が行われるようになり、本大会は加盟国の中から開催国を決めてセントラル方式で開催されるようになった。第3回大会はナイジェリアで、その後南アフリカとナイジェリアが交互に開催国となった。2008年に開催された第8回大会では、赤道ギニアが初めて開催国となり、同大会初優勝を飾った。
2014年の時点では「African Women Championship」(アフリカ女子選手権)という名称が用いられていたものの、2015年にアフリカサッカー連盟が代表チームによる大会の名称に男子A代表の大会(アフリカネイションズカップ)と同様「Cup of Nations」の名称を用いることとしたため(例外はアフリカネイションズチャンピオンシップ)、当大会の名称も「Africa Women Cup of Nations」(アフリカ女子ネイションズカップ)となった。