イラク

イラクは、アジアサッカー連盟 (AFC) 所属のサッカーチームである。アジアカップの優勝1回を誇る。

イラク代表は、1951年に国際サッカー連盟 (FIFA) に加盟し、1957年に開催されたパナラブ競技大会で国際デビューを果たした。その後、1964年に開催されたアジアカップで初優勝を達成し、1966年に開催されたFIFAワールドカップに初出場した。

イラク代表は、これまでにFIFAワールドカップに4回出場している。1986年大会では、グループリーグでパラグアイに勝利し、ベスト16に進出した。2004年大会では、グループリーグでサウジアラビアに勝利し、グループリーグ突破を果たした。

イラク代表は、アジアカップで4回優勝しており、1964年大会、1972年大会、1976年大会、2007年大会で優勝している。

イラク代表は、伝統的に堅守速攻を武器とするチームで、中盤の底に位置する司令塔が攻撃のリズムを作り出し、サイドからの攻撃を軸にゴールを狙う。近年では、欧州でプレーする選手が増加しており、技術面でも向上を見せている。

イラク代表の主力は、FWアユーブ・アッサイディ、MFユニス・マフムード、MFナスル・チャラームなどである。アッサイディは、2014年に開催されたアジアカップで得点王を獲得し、マフムードは、2007年に開催されたアジアカップでMVPを獲得している。チャラームは、2016年に開催されたリオデジャネイロオリンピックでイラク代表をベスト8に導いた。

イラク代表は、近年、国内の治安情勢が悪化した影響で、ホームゲームを国外で開催することが多くなっている。しかし、それでもなお、イラク代表はアジアサッカー界の強豪として知られており、今後も国際大会で活躍が期待されている。