結果

Japan V League 2 Women 03/24 03:00 - ヴィクトリーナ姫路 v ブリリアント・アリエス女子 W 3-0
Japan V League 2 Women 03/03 03:00 - ヴィクトリーナ姫路 v ブレス浜松女子 W 3-0
Japan V League 2 Women 01/21 04:00 - フォレストリーヴズ熊本女子 v ヴィクトリーナ姫路 W 0-3
Japan V League 2 Women 01/14 05:00 - 群馬銀行グリーン・ウィングス・ィメン v 姫路ヴィクトリーナC女子 W 0-3
Japan V League 2 Women 01/13 06:00 - ヴィクトリーナ姫路 v ルートインホテルズ女子 W 3-1
皇后杯 12/10 03:00 - JTマーヴェラス女子 v ヴィクトリーナ姫路 L 3-1
皇后杯 12/08 07:00 - ヴィクトリーナ姫路 v 東海大学女子 W 3-0
Japan V League 2 Women 11/18 06:00 - 姫路ヴィクトリーナC女子 v 群馬銀行グリーン・ウィングス・ィメン - View
Japan V League 2 Women 11/12 03:00 - ヴィクトリーナ姫路 v GSS東京サンビームス女子 W 3-0
日本 Vチャレンジリーグ1ウィメン 10/29 05:00 - ヴィクトリーナ姫路 v リガーレ仙台 女子 W 3-0
日本 Vチャレンジリーグ1ウィメン 10/28 05:00 - ヴィクトリーナ姫路 v 大野石油広島オイラーズ女子 W 3-0
マッチウィメン - 3セット 07/02 04:00 - 久光スプリングス女子 v 姫路ヴィクトリーナC女子 D 1-1

ヴィクトリーナ姫路(ヴィクトリーナひめじ、英: Victorina Himeji)は、日本のプロバレーボールチーム。ホームタウンは兵庫県姫路市。V.LEAGUE DIVISION2(V2リーグ)所属。

チーム名は「Victory(勝利)」を女性らしく変化させた造語で、常に勝利を目指す女性たちの姿に由来している。

History

日本初の独立採算型プロバレーボールチーム・ヴィクトリーナ姫路誕生

2016年3月14日、日本初の親会社を持たない独立採算型プロバレーボールチームとして運営会社「株式会社姫路ヴィクトリーナ」を設立し、日本バレーボール協会(以下、「JVA」と表記)に登録 。初代社長には橋本明が就任した。

同年6月7日に女子バレーボールクラブチーム「ヴィクトリーナ姫路」と五輪出場経験のあるバレーボール元全日本代表メンバーで結成された「ヴィクトリーナドリームス」を発足させ、全日本代表の主将を務めた竹下佳江が監督に就任。同年7月7日に河合由貴、片下恭子、筒井視穂子とプロ契約を結び、所属選手3名という状況でチームが始動した。

2016/17シーズンは、筒井が初代主将に就任。同年7月10日、前述の3選手に元全日本代表の平井香菜子と姫路獨協大学の選手を中心とした育成選手を加えた12名でチーム初の対外試合・初の公式戦となる天皇杯・皇后杯全日本バレーボール選手権大会の兵庫県ラウンドに臨んだが、1回戦で武庫川女子大学Bに0-2で敗れて初戦敗退となった 。

同年11月28日、姫路市出身で元全日本女子代表監督の眞鍋政義がゼネラルマネージャーに就任。

チーム設立当初は、2017/18シーズンのチャレンジリーグIIへの参入を目指して日本バレーボールリーグ機構(以下、「JVL」と表記)への準加盟登録準備をしていたが、2016年12月に全国大会出場実績がないことから、JVL準加盟登録を見送られた。前述の正式決定よりも前に、眞鍋GMが就任会見の席にて、同年9月にJVLから発表された、新リーグの「スーパーリーグ」参入に方向転換することを表明した。

2017年4月10日、世界文化遺産・姫路城にてトップチームの本格始動を発表。競技生活を離れていた高木理江(前所属:JTマーヴェラス)と浅津ゆうこ(前所属:久光製薬スプリングス)が姫路からのオファーを受けて現役に復帰するなど、Vリーグ経験者を積極的に獲得してチーム力の強化を図り、本格始動発表時の所属選手は10名となった。

同年5月2日~5月8日、鹿児島県薩摩川内市の薩摩川内市総合運動公園総合体育館(サンアリーナせんだい)にて初の合宿を実施した。2018年以降も毎年同体育館にて合宿を行っている。

仙台ベルフィーユからのチーム譲渡問題

2017年7月31日、2016/17シーズンまでV・チャレンジリーグIに在籍していて、運営会社の経営難・事業停止等によりJVLから退社勧告を受け、リーグから脱退した仙台ベルフィーユ(以下、「仙台B」と表記)からチームが譲渡されると報道があった。それ以前の7月24日、姫路と仙台Bの間で合意。7月29日のJVL理事会において審議が行われ、仙台Bから選手の大半が移籍することを理由に譲渡を承認。8月1日、JVLが正式に発表した。これにより、2017/18シーズンから仙台Bに代わり、V・チャレンジリーグIに参戦することが決定した。

しかし、JVLが再調査の結果、姫路が仙台Bから受け入れる選手の数がJVLの定める譲渡の基準を下回っていることが判明。これにより、8月9日の理事会でチーム譲渡の要件を満たしていないため、チーム譲渡は無効、参入は取り消しとなった。そのため、2017/18シーズンからのチャレンジリーグI入りは幻に終わった。以上の決定を受け、8月17日に姫路商工会議所にて、橋本社長と眞鍋GMがチーム譲渡無効に関する記者会見を行った(会見内容については出典を参照)。

今回の措置に関して、Vリーグの他チームから「譲渡の基準を満たさないのではないか」との意見が出て、JVLの嶋岡健治会長は8月24日に記者会見を開き、「チーム譲渡に関する規定が整備されていなかった」と説明した。

2016年6月15日現在のJVL規約には、次のように定められていた。

第3章 Vリーグ機構のチーム - 第16条(チームの譲渡)
チーム事由による退社で、一定の基準を満たし、理事会が承認した場合、チームを譲渡することが出来る。
— 日本バレーボールリーグ機構、Vリーグ規約[1]

一方の仙台Bは、当時所属していた選手・スタッフが中心となり、2018年8月7日、同じく宮城県仙台市を本拠地とする女子バレーボールクラブチーム・リガーレ仙台を設立した。

2017/18シーズン:全国6人制バレーボールリーグ優勝、Vリーグ参戦決定

2017/18シーズンは、河合が2代目主将に就任 。廃部となった仙台Bから高橋咲妃恵、逆瀬川由衣、濱邊優愛が移籍。2018年度内定選手として、大元朱菜、菅原未来、中本葉月、溝口由利香(以上、2017年12月1日付)、吉岡可奈(2018年3月9日付)の5名が入団。

2018年3月、初参戦となった第8回全国6人制バレーボールリーグ総合男女優勝大会において優勝を果たす。同月Vリーグ機構のS3ライセンスを取得し2018/19シーズンからV.LEAGUEの参戦が決定した。女子大会はV3リーグが当面開催されないため、V2リーグへの参戦となった。後にS1ライセンスを取得し、V2リーグの成績次第でV1リーグに昇格できることとなった。

当シーズンをもって、わずか半年の在籍となった濱邊を含む選手4名が退団した(「在籍していた選手」を参照)。

2018/19シーズン:V2リーグ優勝、Vリーグ参戦1年目でV1リーグ昇格

Vリーグ参戦初年度となった2018/19シーズンは、金杉由香がJTから移籍、新外国人選手としてスエリ・オリベイラが加入。2019年度内定選手として、櫻井美樹、貞包里穂、田中咲希、長野有紗、堀込奈央、脇田美怜の6名が入団(2018年12月10日付)。

レギュラーラウンドを17勝1敗で1位通過、ファイナル6を5勝1敗の成績でV2リーグ優勝を果たした。当時V1リーグは1チーム不足していたため入替戦が免除され、チーム結成3年目、Vリーグ参戦1年目でV1リーグ昇格の快挙を達成。エースとして活躍した浅津がV2リーグ最高殊勲選手賞、新人ながら主力メンバーとして活躍した吉岡がV2リーグ最優秀新人賞に選出された。

シーズン終了後にチーム結成時からのメンバーであった筒井と河合が現役を引退、スエリが退団した。

2019年5月31日付で、眞鍋GMが取締役球団オーナーに昇格。安保澄が2代目GMに就任した。

2019/20シーズン:V1リーグ昇格1年目は、トップリーグの厚い壁に阻まれる。

V1リーグ初年度の2019/20シーズンは、河合の引退に伴い、高橋が3代目主将に就任。高木が選手兼任コーチとなった。V2優勝とV1昇格に大きく貢献した高木と浅津が控えに回り、スエリに代わる新外国人選手としてイブナ・マラが加入、2年目の吉岡や新人の貞包里穂、長野有紗、堀込奈央らを積極的にスタメンで起用した。前シーズンから大幅に主力メンバーを入れ替え、1年目~2年目や内定選手主体のメンバーで望んだが、高橋や櫻井美樹が故障で離脱し、チームは経験不足を露呈して苦戦を強いられ、プレミアカンファレンスでは3勝18敗の成績で6チーム中最下位に終わり、チャレンジ4に回ることになった。チャレンジ4でも3戦全敗となり、12チーム中最下位でシーズンを終えたため、2020年2月22日、23日にV・チャレンジマッチで、群馬銀行グリーンウイングス(V2優勝)と入替戦を戦うこととなった。V・チャレンジマッチでは、大卒内定選手の松本愛希穂と佐々木千紘をスタメンに抜擢し、選手登録したばかりの高卒内定選手・清田萌も控えセッターに登録して二枚替えで投入。結果的に2試合ともストレートで勝ちV1残留を果たした。

2020年7月3日、NECレッドロケッツからアウトサイドヒッターの荒谷栞が移籍入団。

2020年9月2日、兵庫県姫路市の「ホテルモントレ姫路」で「2020-21シーズン公式会見」が開かれた。会見は2部構成で行われ、1部には竹下佳江前監督、中谷宏大新監督、貞包里穂キャプテンが出席。チームの創設から昨季まで監督をつとめた竹下は監督を後進に託し、球団副社長という立場からチームを支えると話した。

チームが創設し、監督としての私の役目はチームの基盤を作ることだと考えていた。多くのスポンサー、後援会、ファンの皆さまの力で、その目標を成し遂げることができたと感じ、後進にあとを託すことにした。今後は副社長として今までとは違った形でバックアップしてきたい。 — 竹下佳江 ヴィクトリーナ姫路球団副社長「ヴィクトリーナ姫路|新シーズン公式記者会見と Ⅴリーグ初の新スコートユニフォーム発表のお知らせ」より
中谷新監督からチームの新たなスローガン「No Limit,Go Upward」が発表。今シーズンへの決意を表明した。
このスローガンのもと、自分たちの限界を作らず、常に上を見てチームのレベルアップを図り、3年後には優勝できる力を持ったチームにしたい。 — 中谷宏大 ヴィクトリーナ姫路監督「ヴィクトリーナ姫路|新シーズン公式記者会見と Ⅴリーグ初の新スコートユニフォーム発表のお知らせ」より
2部には眞鍋政義球団オーナー、橋本明球団社長、吉岡可奈、長野有紗らも出席し、今シーズンから一部試合(22試合中4試合)で限定的に着用されるスコートタイプの新ユニフォームが披露された。本デザインの採用はVリーグ初となる試み。
――スコートユニフォームの採用経緯は?
過去に海外チームで見たスコートユニフォームに強く魅力を感じた。 — 眞鍋政義 ヴィクトリーナ姫路球団オーナー「ヴィクトリーナ姫路|新シーズン公式記者会見と Ⅴリーグ初の新スコートユニフォーム発表のお知らせ」より
――スコートユニフォームについて
1989年ぐらいに日立でプレーした時にレオタードはやったんです。その前に練習でスコートを使ったところ、選手から大反対でなくなったので。『よくぞやってくれた』と思いました。 — 大林素子「日刊スポーツ|大林素子さん「よくぞ」姫路のスコートユニを絶賛」より

2021年2月2日、アウトサイドヒッターの渡邉かや(日本大学)、金田莉実(東海大学)ら2名の入団内定が発表された。

2021年3月8日、リベロの溝口由利香の退団が発表された。

2021年5月14日、所属選手1名が新型コロナウィルスに感染していたことが発表された。感染の判明は同月8日。当該選手は当時兵庫県外に滞在中であったため濃厚接触者にあたるチーム関係者はいなかったが、チームは念のため関係者全員にPCR検査を実施。その結果全員が陰性であったため、8日から全面的に休止されていたチーム活動が14日に再開された。

2021年5月26日、チーム専属のチアリーダーチーム「C-ups(シーアップス)」の設立が発表された。C-upsは来季開幕の本格始動を目指し、同月30日まで第1期生を募集。また、そのチアリーダーチームを運営する会社がプロデュースするスポーツカフェ「C-ups Cafe&Sports Bar」が「テラッソ姫路」内でのオープンを予定していることも明らかになった。このバーでは過去に収録されたヴィクトリーナ姫路の試合のほか、TV中継される国際大会の映像なども流される予定。カフェの壁にはヴィクトリーナ姫路のチームロゴが大きくあしらわれる。

2021年6月8日、2021-22シーズンの新体制が発表。監督・キャプテンには引き続き中谷宏大・貞包里穂が、副キャプテンには櫻井美樹、荒谷栞らが就任。チームスローガンも「Break」に改められた。また、新体制を報告するため先の4名が姫路市役所を訪問し、市長と会談を行った。

各選手が自分自身の殻を破り、チームに変化をもたらすという意味を込めて、今シーズンのチームスローガンを「Break」としました。ひとつでも多くの勝利を重ねるため、選手・スタッフ一丸となって、今までの「当たり前」に捉われず、挑戦を続けてまいります。2021-22シーズンも、ヴィクトリーナ姫路へのあたたかいご声援をよろしくお願いいたします。 — 「ヴィクトリーナ姫路|ヴィクトリーナ姫路 2021-22シーズン新体制のお知らせ」より

2021年6月30日、姫路城大手前公園で二代目チームバスの譲渡式典が行われた。新たなチームバスは神姫バス株式会社から無償譲渡される。初代チームバスも同社から2017年10月に提供されたもので、これまでチームが日本全国へ遠征する際に使用されていたが、チームの規模拡大(選手・スタッフの増員)に対応できなくなってしまったため、新たなチームバスを譲り受ける運びとなった。バスのデザインは選手・ファンによる投票で決定。これと同時に、神姫バス株式会社はマーケティングパートナーから公式スポンサーになった。

選手たちにとって、チームバスは中で休むことや食事を取ったりなど活動の支えとなっています。人数が増えた選手・スタッフがともに移動できる二代目のチームバスを神姫バス株式会社様からご提供いただいたことにより、活発なコミュニケーションが図れ、上位を目指していけることと思います。今後も、地域にコミットした活動を頑張りますので引き続き応援とご支援をよろしくお願い申し上げます。 — 橋本明 ヴィクトリーナ姫路代表取締役球団社長「ヴィクトリーナ姫路|二代目ヴィクトリーナ姫路チームバスがデビュー!」より

2021年7月15日、リオ五輪にオランダ代表として出場したセレステ・プラク(アウトサイドヒッター)の入団が発表された。

2021年7月28〜31日、選手・スタッフが姫路市内の中学校でバレーボール部を指導する「夏の部活動指導週間2021」を実施。加西市で中学生の指導を、親和中学校・親和女子高等学校で小・中学生の指導を行った。昨年は新型コロナウィルスの流行により開催が見送られていたため2年ぶりの開催となった。練習メニューは選手が考案し、実技を交えつつ児童・生徒にアドバイスを送った。

2021-22シーズン、V1女子で11位となり、V・チャレンジマッチのV1・V2入替戦に出場となった。V1・V2入替戦では群馬銀行グリーンウイングスに連勝しV1残留を果たした。同シーズンをもって、中谷宏大が監督を退任した。

2022年6月2日、合宿先として馴染みのある薩摩川内市(鹿児島県)との連携協定を締結した。それにより薩摩川内市でもホームゲームが開催されることとなった(2022-23シーズンは2023年1月14日-15日に開催)。

2022-23シーズン、ゼネラルマネージャーの安保澄が監督に就任した。V1女子では、荒谷栞と貞包里穂が怪我からのリハビリで出場できず、前シーズンに多くの試合に出場した渡邉かやと長野有紗も試合に出場できないなど、コンディション不良の選手が相次いだ。なかなか勝ち星を挙げれず5勝止まりで最下位の12位に低迷し、前シーズンに続きV・チャレンジマッチのV1・V2入替戦に出場となった。V1・V2入替戦の前に安保澄が監督退任となり、コーチの高橋駿が監督代行を務める事になった。そして、V1・V2入替戦に臨むが、監督交代の効果は出ず、プレステージ・インターナショナルアランマーレに連敗し、V2降格となった。

降格について謝罪会見を行うと各メディアに通知し、4月14日、橋本明社長が記者会見で謝罪を行った。リーグの終盤にチーム内の不和が強く感じられたため、入替戦前に監督交代とすることになったと釈明。勝てる可能性を感じていた中でまとまり切れずシーズンを通して迷走が続いていたと振り返った。また、2022年までオランダ女子代表監督を務めたアヴィタル・セリンジャーを新監督に迎えることと自身が社長を辞任することも同会見で明かした。橋本は5月31日をもって社長を退任する。また、5月上旬開催の第71回黒鷲旗全日本男女選抜大会は元監督の中谷宏大が監督を務めることとなった。

2023年6月1日、橋本前社長の後任として、同日付でB.LEAGUEの大阪エヴェッサや西宮ストークスの代表取締役を務めた上原光徳の新社長就任を発表した。上原新社長は2021年10月に姫路に入社し、経営戦略アドバイザーと取締役副社長を歴任していた。