パキスタン

パキスタン代表は、FIFAとAFCに加盟するパキスタンのサッカーのナショナルチームである。ホームスタジアムはラーワルピンディーにあるジンナー・スタジアム。

パキスタン代表は、1950年にFIFAに加盟。1951年に国際Aマッチ初出場を果たした。しかし、その後はFIFAワールドカップの予選を突破することはできず、悲願のワールドカップ出場は一度も果たしていない。

AFCアジアカップには、1960年大会から3大会連続で出場している。しかし、いずれもグループリーグで敗退しており、決勝トーナメント進出は果たせていない。

2015年に、パキスタンサッカー連盟はFIFAから資格停止処分を受けた。処分理由は、パキスタンのサッカー界における政府の介入と汚職の蔓延であった。資格停止処分は、2017年に解除された。

パキスタン代表は、FIFAランキングでは、2022年3月現在、196位である。アジアサッカー連盟加盟国の中では、最下位である。

パキスタン代表の選手は、国内リーグでプレーしている選手がほとんどである。海外でプレーしている選手は少なく、そのほとんどがヨーロッパの低レベルのリーグでプレーしている。

パキスタン代表は、近年、強化が進み、FIFAランキングも上昇傾向にある。2022年のカタールワールドカップのアジア予選では、最終予選に進出した。最終予選では、サウジアラビア、日本、オーストラリア、中国、オマーンと同組となった。パキスタン代表は、このグループで最下位に終わったが、FIFAランキング196位のチームが、FIFAランキング1位の日本と同組で、2得点を挙げていることは評価できる。

パキスタン代表は、将来有望なチームである。今後、さらなる強化が進めば、AFCアジアカップやFIFAワールドカップに出場する可能性もある。