Wikipedia - フェンリル

フェンリル(Fenrir、「フェンに棲む者」の意)は、北欧神話に登場する狼の姿をした巨大な怪物。ロキが女巨人アングルボザとの間にもうけた、またはその心臓を食べて産んだ三兄妹の長子。彼の次にヨルムンガンドが、三人目にヘルが生まれた。

神々に災いをもたらすと予言され、ラグナロクでは最高神オーディンと対峙して彼を飲み込む。

語尾に『狼』をつけてフェンリス狼(Fenrisúlfr)、フェンリスヴォルフまたはフェンリスウールヴ(フェンリル狼)とも呼ばれる。

別名にフローズヴィトニル(Hróðvitnir、悪評高き狼の意)やヴァナルガンド(Vanargand、ヴァン川のガンド)などがある。

土星の第41衛星フェンリルの由来である。

フェンリルは、アイスランドのサッカークラブである。首都レイキャビクに本拠地を置く。クラブ名は、北欧神話に登場する狼、フェンリルに由来する。

フェンリルは、1911年に創設された。アイスランドリーグに加盟しており、リーグ優勝10回、カップ優勝6回を誇る。国際大会にも出場しており、UEFAカップウィナーズカップに1968-69シーズンに出場している。

フェンリルのホームスタジアムは、レイキャビクにあるラウガルタルスヴェルル競技場である。収容人数は1万5000人である。

フェンリルのユニフォームは、青と白の縦じまである。ホームユニフォームは青を基調としたもので、アウェイユニフォームは白を基調としたものである。

フェンリルの主なライバルは、レイキャビクの同じ地区にあるクラブ、KRレイキャビクである。両チームの対戦は、「レイキャビクダービー」と呼ばれている。