ウメオFC(スウェーデン語: Umeå FC)は、スウェーデンのヴェステルボッテン県ウメオをホームタウンとするサッカークラブである。
1987年にディビジョン2に所属していたウメオの3つのクラブ、Sandåkerns SKとTegs SK、Gimonäs CKが合併してサッカーチームを創設する動きが起こり、同年秋に計画から離脱したGimonäs CKを除く2つのクラブが合併して、11月20日にウメオFC (Umeå FC) が創設された。1988年にディビジョン2の北グループに参加したが、規則上の理由からTegs SK/ウメオFCの名前で参加した。1989年に初めてウメオFCの名前で参加した。
1991年と1992年はリーグシステムが変更され、春と秋の2つのリーグで行われた。1991年は春にディビジョン2の北グループで優勝して、秋にディビジョン1に初参加したがディビジョン2に降格した。1992年は春にディビジョン2の北グループで優勝して、秋に参加したディビジョン1のグループでも4位になり、1993年に再編されるディビジョン1の北グループに参加することが決定した。1993年にフルシーズンで行われたディビジョン1に初参加して、北グループで7位の成績を残した。1994年に優勝したユールゴーデンIFに次ぐ2位になり、Västra Frölunda IFとの入れ替え戦に出場したが、ホームの第1戦は0-2で敗れ、アウェーの第2戦は0-0で引き分けに終わり、アルスヴェンスカン昇格を逃した。
1995年にディビジョン1の北グループで優勝してアルスヴェンスカンに初昇格した。ヴェステルボッテン県のチームがアルスヴェンスカンに参加するのは、1967年にIFK Holmsundが参加して以来29年ぶりとなった。アルスヴェンスカンでのデビューシーズンは11位に終わり、Ljungskile SKとの入れ替え戦でもアウェーの第1戦は1-0で勝利したが、ホームの第2戦は2-3で敗れてディビジョン1に降格した。
1999年までディビジョン1の北グループに参加、1998年に優勝したユールゴーデンIFに次ぐ2位になり、エルグリーテISとの入れ替え戦に出場したが、ホームの第1戦は2-3、アウェーの第2戦も0-3で敗れてアルスヴェンスカン昇格を逃した。2000年にリーグシステムが再編され、2つに分かれていたディビジョン1は統合されてスーペルエッタンとなり、チーム数も28チームから16チームに削減された。ウメオFCは16チームの1つであり、2000年は最終節まで続いた残留争いを制して13位で残留したが、2001年にディビジョン2のノールランドグループに降格した。
2004年にディビジョン2のノールランドグループで優勝して昇格プレーオフに進出したが、西スヴェアランドグループ優勝のDegerfors IFに敗れた。2005年にもノールランドグループで優勝して昇格プレーオフに進出すると、Enköpings SKに勝利してスーペルエッタンに昇格した。2006年にスーペルエッタンで最下位に終わり、2006年にリーグシステムの再編によりスーペルエッタンの1つ下のディビジョン(サードディビジョン)として創立されたディビジョン1に降格した。
2011年にディビジョン1の北グループで上位4チームによる優勝争いを制してスーペルエッタンに昇格したが、1シーズンでディビジョン1に降格した。
2019年にディビジョン1の北グループで優勝したAkropolis IFに次ぐ2位になり、スーペルエッタンで14位のIK Frejとの入れ替え戦に出場した。ホームの第1戦は1-1、アウェーの第2戦も2-2で引き分けて、2012年以来となるスーペルエッタン昇格を果たした。