Wikipedia - CDアルコヤーノ

CDアルコヤーノ, S.A.D.Club Deportivo Alcoyano, S.A.D.)は、スペインのバレンシア州アルコイに本拠地を置くサッカークラブ。2023-24シーズンはプリメーラ・フェデラシオン (3部) に所属している。

1928年創設。これまでに4シーズンをプリメーラ・ディビシオン(1部)、12シーズンをセグンダ・ディビシオン(2部)、29シーズンをセグンダ・ディビシオンB(3部相当)、31シーズンをテルセーラ・ディビシオン(4部相当)で過ごしている。プリメーラ・ディビシオンに在籍したのは1940年代である。

History

プリメーラでのアルコヤーノ (1945年)

1928年以前、アルコイには既にソシエダ・ボシン・クルブ・デポルティーボ・アルコヤーノというサッカークラブが存在していたが、このクラブは市や州リーグに認知、登録されておらず、アマチュアクラブとして活動していた。当時スペインではサッカークラブ同士でのリーグ戦結成が頻繁に起こっており、デポルティーボ・アルコヤーノの管理者らもこの流れに乗ろうとした。そして1928年9月13日、地元ジャーナリストの有力者カミロ・ホルダ・カルボネイの自宅で正式にCDアルコヤーノが設立された。1933年、バレンシア州サッカー連盟に登録。

アルコヤーノが全国レベルのクラブになったのはスペイン内戦後付近である。1941-42シーズン、バレンシア州リーグで優勝を果たし、クラブ史上初のセグンダ・ディビシオン昇格を決めた。2部3年目となった1945-46シーズン、創設18年目にして初のプリメーラ・ディビシオン参入を果たした。クラブ初の1部挑戦はリーグ13位で2部降格と失敗に終わるも、1シーズンで再びプリメーラ復帰を成し遂げる。その後は1部と2部を行き来する期間が続き、1950-51シーズンのプリメーラ以来1部には到達できていない。

2011-12シーズン、1968-69シーズンぶりとなるセグンダ昇格を決めた。残留を目標に望んだ2部リーグではあったが、第5節で降格圏に沈んだ。最終的にリーグ14ゴールを挙げたマヌエル・ガトの奮闘も虚しく、わずか1シーズンでセグンダB降格が決まった。

2020-21シーズン、コパ・デル・レイにて、昨シーズンのスペイン王者レアル・マドリードを下したことで有名になった。

アルコヤノ(Alcoiano)は、スペイン・バレンシア州アルコイに本拠地を置くサッカークラブ。1928年に設立され、現在はプリメーラ・ディビシオンRFEF(スペイン3部)に所属している。

アルコヤノは、1920年代から1930年代にかけて、コパ・デル・レイ(スペイン国王杯)で好成績を収め、1929年と1933年に準優勝している。しかし、その後は長らく下部リーグで低迷していた。1980年代半ばにセグンダ・ディビシオン(スペイン2部)に昇格したが、すぐに降格した。その後は、セグンダ・ディビシオンB(スペイン3部)とテルセーラ・ディビシオン(スペイン4部)を行き来していた。

2013-14シーズン、アルコヤノはセグンダ・ディビシオンBで優勝し、セグンダ・ディビシオンに昇格した。セグンダ・ディビシオンでは、2014-15シーズンに18位で降格したが、2015-16シーズンに再びセグンダ・ディビシオンに昇格した。2016-17シーズンは、セグンダ・ディビシオンで20位となり、再び降格した。

2020-21シーズン、アルコヤノはコパ・デル・レイで好成績を収め、レアル・マドリードやビジャレアルCFを破ってベスト16に進出した。ベスト16では、バルセロナFCに敗れたが、クラブ史上初のベスト8進出を果たした。

アルコヤノのホームスタジアムは、エスタディオ・エル・コリャー。収容人数は4,800人。