インテルナシオナルRSは、ブラジル南部のリオ・グランデ・ド・スル州ポルト・アレグレを本拠地とするサッカークラブである。リオ・グランデ・ド・スル州ではグレミオと双璧をなす強豪であり、ブラジル全国選手権(セリエA)では3度の優勝を誇る。

インテルナシオナルの歴史は古く、1909年に設立された。クラブ名は、ポルトガル語で「国際」を意味する「インテルナシオナル」に由来しており、クラブ設立時に様々な国籍の選手が在籍していたことに由来する。

インテルナシオナルは、1928年にリオ・グランデ・ド・スル州選手権で初優勝を飾ると、その後も同州選手権で数多くのタイトルを獲得した。また、1975年にはブラジル全国選手権で初優勝を果たし、1976年にはコパ・リベルタドーレスで優勝するなど、国内外で多くのタイトルを獲得した。

2000年代に入ると、インテルナシオナルは黄金期を迎える。2006年にはコパ・リベルタドーレスで2度目の優勝を果たし、さらに2006年と2007年にはFIFAクラブワールドカップで連覇を果たした。また、2010年には南米最優秀クラブに贈られるコパ・スダメリカーナで優勝し、国際舞台での活躍が続いた。

インテルナシオナルは、ブラジル代表選手を数多く輩出していることでも知られる。カルロス・ジルベルト、ファルカン、ドニゼッチ、タファレル、ロナウド・ガウチョ、アドリアーノ、アレックス、ネイマールなど、数々の名選手がインテルナシオナルでプレーしている。

インテルナシオナルは、ブラジルを代表する強豪クラブであり、常にタイトル争いに絡む存在である。ベテラン選手と若手選手のバランスが取れたチーム構成で、攻撃的なサッカーを展開することが特徴である。インテルナシオナルのホームスタジアムは、エスタジオ・ベイラ・リオである。収容人数は約56,000人で、ブラジル国内で最大規模のスタジアムのひとつである。