ウェールズ代表(ウェールズだいひょう、ウェールズ語: Tîm pêl-droed cenedlaethol Cymru)は、ウェールズを代表するサッカーのナショナルチームである。ウェールズサッカー協会によって編成される。ウェールズは、イギリスを構成する4つのカントリー(イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランド)のうち、唯一FIFAとUEFAに加盟している。

ウェールズは、FIFAワールドカップには1958年大会で初出場を果たしたが、1982年大会までの5大会連続で予選敗退を喫した。1986年大会では、プレーオフでスコットランドに2試合合計0-4で敗れ、6大会連続の予選敗退となった。1990年大会では、プレーオフでルーマニアに2試合合計2-3で敗れ、7大会連続の予選敗退となった。1994年大会でも、プレーオフでルーマニアに2試合合計1-5で敗れ、8大会連続の予選敗退となった。1998年大会では、プレーオフでオランダに2試合合計2-3で敗れ、9大会連続の予選敗退となった。

2002年大会では、初めて欧州予選を勝ち抜いて本大会に出場した。しかし、グループリーグでドイツ、ブラジル、コスタリカに敗れ、1勝もできずにグループリーグで敗退した。2006年大会でも、欧州予選を勝ち抜いて本大会に出場したが、グループリーグでイングランド、スウェーデン、トリニダード・トバゴに敗れ、今回も1勝もできずにグループリーグで敗退した。2010年大会では、欧州予選を勝ち抜いて本大会に出場し、グループリーグでアメリカ、スロバキアと引き分け、イングランドに敗れたが、2位でグループリーグを突破した。決勝トーナメント1回戦では、ウルグアイに0-1で敗れた。

2014年大会では、欧州予選を勝ち抜いて本大会に出場し、グループリーグでクロアチアに2-1で勝利、メキシコに0-3で敗れ、ベルギーと0-1で引き分けたが、3位でグループリーグを突破した。決勝トーナメント1回戦では、ポルトガルに0-2で敗れた。2018年大会では、欧州予選を勝ち抜いて本大会に出場し、グループリーグでスウェーデンに0-1で敗れ、セルビアと1-1で引き分け、オーストラリアに3-1で勝利したが、2位でグループリーグを突破した。決勝トーナメント1回戦では、デンマークに0-1で敗れた。

ウェールズは、UEFA欧州選手権には1964年大会で初出場を果たしたが、1976年大会までの3大会連続で予選敗退を喫した。1980年大会でも、プレーオフでスペインに2試合合計1-3で敗れ、4大会連続の予選敗退となった。1984年大会では、プレーオフでユーゴスラビアに2試合合計1-2で敗れ、5大会連続の予選敗退となった。1988年大会でも、プレーオフでチェコスロバキアに2試合合計1-2で敗れ、6大会連続の予選敗退となった。