ETB SWエッセン(ドイツ語: ETB Schwarz-Weiss Essen e.V.)は、ドイツのノルトライン=ヴェストファーレン州エッセンに本拠地を置くサッカークラブである。ブンデスリーガ1部に在籍した経歴を持つ。

ETB SWエッセンは、1900年に「エッセン・ターナーシャフト・1872」と「スポーツクラブ・ヴェストエッセン」の2つのクラブが合併して設立された。1907年にドイツサッカー連盟に加盟し、1908年に初のノルトライン=ヴェストファーレン州リーグ優勝を果たした。

1933年にナチス政権が樹立されると、ETB SWエッセンは他の多くのサッカークラブと同様にナチス政権の圧迫を受け、活動が制限された。しかし、クラブはナチス政権の崩壊後すぐに活動を再開し、1948年にノルトライン=ヴェストファーレン州リーグで優勝してブンデスリーガ1部に昇格した。

ETB SWエッセンは、ブンデスリーガ1部で2シーズンを過ごした後、1950年に2部に降格した。その後、1952年に再び1部に昇格したが、再び2シーズンで降格した。1956年に3度目の1部昇格を果たしたが、今度はわずか1シーズンで降格した。

以降、ETB SWエッセンは1部と2部の間を行ったり来たりしている。1981年には、クラブ史上初のドイツカップ決勝に進出したが、アイントラハト・フランクフルトに1-3で敗れた。

ETB SWエッセンは、現在ドイツ3部のレギオナルリーガ西地区に在籍している。クラブのホームスタジアムは、スタディオン・エッセンである。

ETB SWエッセンには、ドイツ代表として活躍した選手が数多くいる。その中には、ヘルベルト・ツィマーマン、フリッツ・ゼーリガー、ヘルベルト・ブルデンスキ、クラウス・フィッシャーなどがいる。