カラバフFK(アゼルバイジャン語: Qarabağ Futbol Klubu)は、アゼルバイジャンのアグダムをホームタウンとするサッカークラブ。ナゴルノ・カラバフ戦争によりアグダムがゴーストタウンと化してからは、バクーを中心に活動している。アゼルバイジャン独立後は一度も降格せずにトップディビジョンであるアゼルバイジャン・プレミアリーグに所属している。
サッカークラブ「カラバフ」は1950年に創設された。1951年にアグダム・シティ・スタジアムが完成後、クラブはアマチュアサッカーチームのプロフェッショナル化に向けて動き出した。カラバフは1966年にMekhsulのクラブ名でアゼルバイジャン選手権に初参加し、4位の成績を残した。1968年に過去最高の2位になった後、クラブは長い期間、選手権に参加しなかったが、1977年にShafaqのクラブ名で活動を再開した。1982年から1987年の間はCooperative societyのクラブ名で活動した。カラバフに改称して最初の1988年、アゼルバイジャンSSRのチャンピオンになった。
1992年に創設されたアゼルバイジャン・プレミアリーグ(当時の名称はトップリーグ)に初年度から参加した。1993年夏にはナゴルノ・カラバフ戦争でホームタウンのアグダムがアルメニア軍により陥落し、チームはバクーに避難した。以来、アグダムはアルツァフ共和国に支配されたゴーストタウンとなっておりチームは一度もホームタウンに戻れていない。困難な状況にも拘らず、カラバフFKは1993年のリーグ戦とアゼルバイジャン・クボクの二冠を達成した。
2013-14シーズンは20シーズンぶりとなる通算2回目のリーグ優勝を果たした。2014-15シーズンには2連覇を達成し、さらに1993年シーズン以来となる二冠を達成した。