ダービー・カウンティ(Derby County Football Club ())は、イングランド・ダービーに本拠地を置くサッカークラブチーム。
1884年、ダービーシャー・カウンティ・クリケット・クラブから派生した形でダービー・カウンティFCが生まれた。
1972-73シーズンのヨーロピアン・カップ(UEFAチャンピオンズリーグの前身)で、4強にまで進出する活躍をみせた。しかし、準決勝でイタリアのユヴェントスに敗れた。
2007-08シーズンにはプレミアリーグに参戦するも、シーズン最少勝ち点(11)、最少勝勝利試合数(1)、最少得点(20)、38試合制での最多失点(89)のワースト記録を樹立して1シーズンで降格した。
2015年、地元ダービーシャー出身の実業家メルヴィン・モリスがクラブを買収、新オーナーに就任。
2018年5月31日、元イングランド代表のフランク・ランパードが監督に就任。2018-2019シーズンはリーグ6位で昇格プレーオフに進出、プレーオフ決勝まで勝ち進んだが、決勝戦でアストン・ヴィラFCに敗れて、惜しくも昇格を逃した。
2020年1月、元イングランド代表のウェイン・ルーニーが選手兼コーチとして加入。2020年11月に監督であったフィリップ・コクーが解任されると暫定監督を務め、2021年1月15日にルーニーの現役引退と監督就任を発表した。
2021年9月18日、破産申請を開始したことを発表した。クラブの発表によれば、元々の財政難に2020年からの新型コロナウイルス流行による収入の減少が決定打となり、クラブの売却先を探していたが、不調に終わったことを理由としているが、モリスのオーナー就任以降、選手および監督の人件費が財政を圧迫しており、杜撰な経営が報じられている。破産申告を受けてイングリッシュ・フットボールリーグは、ダービーに対して2021-2022シーズンの勝ち点21剥奪を決定し、この-21点が重くのしかかり、リーグ22位で迎えた第43節の対QPR戦の敗戦で降格圏となる21位以下が確定、EFLリーグ1(3部)への降格が決定した。
降格決定後の2022年7月1日、ダービーシャーの不動産を生業とするClowes Developmentsによるクラブの買収が決定した。