ドネガル・ケルティック(Donegal Celtic Football Club)は、北アイルランドの首都ベルファストを拠点とするサッカークラブである。1900年に北アイルランドとアイルランドの国境沿いの町ドネガルに設立され、1923年にベルファストに移転した。愛称は「緑の星(Green Star)」。

ドネガル・ケルティックは、北アイルランドリーグにおける唯一のカトリック系クラブであり、その歴史をとおしてプロテスタント系クラブとの対戦で数多くのトラブルに巻き込まれてきた。その最も有名な例が1948年のグレンアヴォン戦である。この試合は、ドネガル・ケルティックがグレンアヴォンのサポーターから大規模な暴徒に遭い、クラブのスター選手数名が負傷したため、試合放棄に追い込まれた。

ドネガル・ケルティックは、1940年代に北アイルランドリーグで優勝するなど、数々の成功を収めている。しかし、1950年代以降は低迷が続いている。2013-14シーズンは、北アイルランド・チャンピオンシップ(2部)で16位となり、3部への降格が決定した。

ドネガル・ケルティックは、北アイルランド国内のカトリック系コミュニティに人気のクラブであり、そのホームスタジアムであるセルティック・パークは、北アイルランドにおけるカトリック系サッカーの聖地とみなされている。