クルブ・アトレティコ・モレリア(スペイン語: Club Atlético Morelia)は、メキシコ中西部、ミチョアカン州の州都モレリアに本拠地を置くサッカークラブである。リーガ・デ・エクスパンシオンMX(2部)に所属。ホームスタジアムはエスタディオ・モレーロス。
プリメーラ・ディビシオンに初めて昇格したのは1957-58シーズン。1968-69シーズンに降格するも、1981-82シーズンにプリメーラに復帰。
1996年にメキシコ大手の放送局テレビシオン・アステカがクラブを買収した。
2000年に最初のタイトルとなるインビエルノ(冬季リーグ)優勝を果たした。2002年と2003年に2大会連続でCONCACAFチャンピオンズカップ決勝に進出したが、それぞれ同じメキシコのCFパチューカとクラブ・トルーカに敗れた。
2010年、スーペルリーガ決勝で、モレリアはミゲル・サバーの2ゴールでニューイングランド・レボリューションに2-1で勝利して優勝を果たした。
2020年5月23日、モレリアからシナロア州南部のマサトランへ移転し、クラブ名もマサトランFCへ変更されることが、メキシコの複数の報道機関で報じられた。クラブを所有していたグルーポ・サリナスは、ミチョアカン州政府に対して年間400MXN(約19億円)の支援を要求した。
6月2日、クラブとリーガMXはクラブ創設70周年の2日前に、マサトランへの本拠地移転を発表した。
6月26日、リーガMXのエンリケ・ボニージャ会長はアトレティコ・サカテペクが、財政難を理由にモレリアへ移転することを発表した。翌日、クラブはエスタディオ・モレーロスで記者会見を行い、アトレティコ・モレリアに名称変更した。グアダラハラのホセ・ルイス・イゲーラ元会長とミチョアカン州のビジネスマンたちがオーナーシップを共同保有する形で運営されることとなった。