セランゴールFC II(英: Selangor Football Club II、マレー語: Kelab Bolasepak Selangor 2)は、マレーシア・セランゴール州シャー・アラムを本拠とするサッカークラブで、セランゴールFCのリザーブチームである。マレーシア・プレミアリーグに所属する。以前はPKNS FCというクラブであった。

History

1964年、セランゴール州開発公社(英語版) (PKNS) のスポーツ・アンド・レクレーション・クラブとして設立された。1970年代から1980年代に成長し、州有数のクラブとして全国リーグに参加するようになった。2003年にマレーシアFAMカップ(英語版)を制し、翌2004年にPKNS FCとして(英: PKNS Football Club、マレー語: Kelab Bolasepak Perbadanan Kemajuan Negeri Selangor) としてプロクラブ化された。2011年にはマレーシア・プレミアリーグで優勝しマレーシア・スーパーリーグに昇格した。

2019年11月にFAセランゴールと合併してリザーブチーム化することがマレーシア・フットボールリーグ(英語版) (MFL) によって承認され、2020年からプレミアリーグで再出発している。なお、オーナーであったPKNSはセランゴールFCの運営会社として設立されたRed Giants FC Sdn Bhdにも出資している。

セランゴールFA(マレー語: Persatuan Bola Sepak Selangor、英語: Selangor Football Association)は、マレーシアのサッカークラブである。マレーシアスーパーリーグに所属している。

セランゴール州に本拠を置く。ホームスタジアムはペタリン・ジャヤにあるセランゴール・スタジアムである。

マレーシア国内では最も成功したクラブのひとつであり、リーグ優勝23回、マレーシアカップ優勝33回、マレーシアFAカップ優勝2回を達成している。

また、AFCチャンピオンズリーグでは1967年に優勝し、クラブ史上唯一のアジアチャンピオンに輝いている。

伝統的に、黄色のユニフォームと黒いパンツを着用する。エンブレムは、州のシンボルである黄色のトラがあしらわれている。

ホームスタジアムのセランゴール・スタジアムは収容人数80,000人で、マレーシア国内最大かつ最も近代的なサッカー専用スタジアムである。

セランゴールFAは、マレーシアサッカー界屈指の強豪クラブであり、国内外の多くのタイトルを獲得している。また、マレーシア代表チームの主力選手を数多く輩出しており、同国のサッカー界に多大な貢献をしている。