オランピック・リヨネ・フェミナン(仏: Olympique Lyonnais Féminin)は、フランス・リヨンを本拠地とする女子サッカークラブである。一般的には英語読みでオリンピック・リヨンと呼ばれる。2004年からは、オランピック・リヨネの女子部門であり、D1フェミナン(1部)に所属している。

クラブは1970年にFCリヨンの女子部門として設立された。2004年、FCリヨンの女子クラブはオランピック・リヨネの女子部門となった。女子1部リーグを17回、フランス女子カップを10回(ともに歴代最多)制している。また、前身のUEFA女子カップを含めてUEFA女子チャンピオンズリーグで歴代最多8回の優勝を誇り、2012年には国際女子サッカークラブ選手権を制している。

リヨン女子はフランスの女子サッカーチーム。ディヴィジョン・アン・フェミニーヌに所属しており、1970年に創設された。ホームスタジアムはリヨン郊外のデシーヌ=シャルピユーにあるパルク・オリンピック・リヨン。

リヨンはフランス女子サッカー界において最も成功を収めているクラブであり、ディヴィジョン・アン・フェミニーヌで15回、クープ・ドゥ・フランス・フェミニーヌで9回、UEFA女子チャンピオンズリーグで8回の優勝を誇る。2010年代には、女子サッカー界において世界最強のクラブと評され、2016年、2017年、2018年、2019年、2020年と5連覇を達成した。

リヨンは、フランス女子代表の主要な選手を数多く輩出しており、2011年のFIFA女子ワールドカップ優勝メンバーには、リヨン所属の選手が8名含まれていた。また、2012年のオリンピック金メダル獲得メンバーには、リヨン所属の選手が7名含まれていた。

リヨンの監督は、2019年からジャン=リュック・バスティ氏が務めている。バスティ氏は、リヨン在籍中にディヴィジョン・アン・フェミニーヌで4回、クープ・ドゥ・フランス・フェミニーヌで3回、UEFA女子チャンピオンズリーグで2回の優勝を経験した経歴を持つ。

リヨンのホームスタジアムであるパルク・オリンピック・リヨンは、2016年に完成した新スタジアムであり、収容人数は59,186人。同スタジアムは、2019年の女子ワールドカップの決勝戦の会場となった。