Wikipedia - FCミュルーズ

フットボール・クルブ・ドゥ・ミュルーズFootball Club de Mulhouse (発音: [myluz]))は、フランス・ミュルーズに本拠地を置くサッカークラブチーム。

1893年、2人の英国人によりサッカーを伝えられたミュルーズの化学系の学校の生徒により創設された。当時、ミュルーズはドイツのアルザス=ロレーヌ地域に属しており、チーム名はドイツ語であるFCミュールハウゼン (Fussball Club Mülhausen) であった。フランスにおけるサッカー単体のクラブチームの発足としては最も早いが、1872年にラグビーのクラブとして発足したル・アーヴルACの方が古いとされることがある。

この地域の領有権はドイツとフランスで争われていたため両国のリーグに所属したことがあるが、第二次世界大戦を経て最終的にフランスリーグに参加した。長い歴史の中で1部リーグ在籍は数えるほどしかなく、現在に至るまでタイトルの獲得はない。

FCミュルーズ(フランス語: Football Club de Mulhouse)は、フランス東部のミュルーズを本拠地とするサッカークラブ。2020-21シーズンはフランス全国選手権2に所属している。

1893年に創設され、1930年代にはフランス1部に所属していた。1960年代以降は下位リーグに所属することが多く、1990年代には4部にまで降格した。しかし、2000年代に入ってからは徐々に成績が向上し、2009年には3部に昇格した。2017年には2部に昇格したが、1年で降格した。

ホームスタジアムはスタッド・ド・ラ・シュート。収容人数は1万1303人。

チームの愛称は「ラ・ブルーエ・エ・ブランシェ」(青と白)。これは、チームのユニフォームの色に由来する。

ライバルは同じアルザス地方を本拠地とするRCストラスブール。両チームの対戦は「ル・デルビー・アルザシアン」(アルザスのダービー)と呼ばれ、大きな注目を集める。