カルチョ・パドヴァ(Calcio Padova)は、イタリア・ヴェネト州パドヴァを本拠地とするサッカークラブ。2021-22シーズンは、セリエCに所属している。アレッサンドロ・デル・ピエロがキャリアをスタートしたクラブとして知られている。
1910年にACパドヴァ(Associazione Calcio Padova)として創設。数年後にはトップリーグに参戦し、1929年に現行のリーグ戦の形となったセリエA最初のシーズンにも参加している。1957-58シーズンにクラブ史上最高位の3位に入ったものの、1961-62シーズンを最後にセリエAから降格すると、その後は低迷期が続き、1968-69シーズンにはセリエBからも降格。
1977年に現在のカルチョ・パドヴァに改称したクラブは、1980年代後半になって復活の兆しを見せ、1983-84シーズンにセリエB復帰。1993-94シーズンにはプレーオフを経て、32年ぶりにセリエAへ返り咲いた。しかし、セリエA在籍わずか2シーズンでセリエBに降格すると、さらに3シーズンでセリエC2まで降格する大失速。2009-10シーズンに、ようやくセリエBに復帰した。
2013-14シーズン終了後、財政難によりリーグ参加登録が不可能となり破産。地元出身の実業家が「Biancoscudati Padova」を発足させ、2014-15シーズンはセリエDに登録した。