レアル・マドリード・クルブ・デ・フトボルC(Real Madrid Club de Fútbol C)は、スペインのマドリードに本拠地を置いているサッカーチーム。レアル・マドリードの第2リザーブチームにあたる。マドリード市北東部郊外のバルデベバス地区にあるシウダ・レアル・マドリードにあるグラウンドをホームスタジアムとし、プロ2年目の選手やフベニルの選手で構成されていたが、2015年6月、下部組織の縮小を理由にCチームの解体が決定した。

2022年に同じマドリードに拠点を置くRSCインテルナシオナルを買収してCチームとして再始動した。

History

アフィシオナードス

レアル・マドリードのアマチュアチームとしてレアル・マドリード・アフィシオナードス(「アフィシオナード」はアマチュアの意味)が設立された。1960年代にはスペインアマチュアクラブ選手権で6連覇を果たし、この11年間で8回の優勝を果たした。1970-71シーズンにはアマチュア王者としてコパ・デル・ヘネラリシモ(現在のコパ・デル・レイ)に出場し、2回戦で敗れているが、1回戦で敗れたプルス・ウルトラ(上位チーム)よりも良い成績を残した。コパ・デル・レイへの出場は1986-87シーズンが最後となったが、この大会ではレアル・マドリード・カスティージャが1回戦で敗れたにもかかわらず、アフィシオナードスは5回戦まで勝ち上がった。国内リーグでは1981年にプレフェレンテ・カスティジャーナ(5部相当、州1部)からテルセーラ・ディビシオン(4部相当)に昇格した。1984-85シーズンにはテルセーラ・ディビシオンで優勝したが、プロモシオン・デ・アセンソ出場を放棄した。

レアル・マドリードC

スペインサッカー連盟(RFEF)がリザーブチームに関する規則を制定し、リザーブチームの名称はトップチームの名称と関連付けられることが求められたため、1990年に現行のレアル・マドリードCに名称変更された。1990-91シーズンには再びテルセーラ・ディビシオンで優勝したが、リギージャ・デ・アセンソでは準優勝に終わり、昇格を逃した。1992-93シーズン終了後にセグンダ・ディビシオンB(3部相当)に昇格した。1996-97シーズン終了後にはレアル・マドリード・カスティージャがセグンダ・ディビシオン(2部)からセグンダ・ディビシオンBに降格したため、レアル・マドリードCはテルセーラ・ディビシオンに強制降格となった。2005-06シーズン終了後には昇格プレーオフに出場し、CDギフエロとの対戦は2試合合計2-2(ホームで2-1、アウェーで0-1)の同点だったが、アウェーゴールルールが適用されてセグンダ・ディビシオンB昇格を逃した。2015年6月、下部組織の縮小を理由にCチームの解体が決定した。

再始動〜RSCインテルナシオナル買収

2022年1月、国際サッカー連盟(FIFA)は、各クラブの期限付き移籍の制限を発表、2022年7月から1クラブ当たり1シーズンにレンタルで放出する選手は最大8名、レンタルで獲得できる選手も最大8名を上限とし、さらに2024年までに順次人数を減らす方針を発表した。これを受けたレアル・マドリード上層部はフベニールA(U-18)からカスティージャへの昇格は叶わなかったものの、更なる成長に期待する選手の受け皿となるべきCチーム復活の方針を決定。同じマドリードに拠点を置くテルセーラ・フェデラシオン(5部)所属のRSCインテルナシオナル(R.S.C. Internacional F. C)を買収、2023-2024シーズンよりレアル・マドリードCとして再出発を果たした。

レアルマドリードCは、スペイン・マドリードを本拠地とするサッカークラブ。レアル・マドリードの下部組織であり、リーガ・ナシオナル(4部)に所属している。

レアルマドリードCは、1952年に設立された。当初はリーガ・レヒオナル(5部)に所属していたが、1956年にリーガ・ナシオナルに昇格した。その後、1962年にセグンダ・ディビシオン(3部)に昇格したが、1964年にリーガ・ナシオナルに降格した。

レアルマドリードCは、リーガ・ナシオナルで優勝したことは一度もないが、コパ・デル・レイ(スペイン国王杯)で優勝したことがある。1982年に、レアルマドリードCはコパ・デル・レイ決勝でFCバルセロナを破り、優勝した。

レアルマドリードCは、多くの有名な選手を輩出している。カルロス・サンティリャーナ、エミリオ・ブトラゲーニョ、ミチェル、ラウール・ゴンサレス、イケル・カシージャスなどは、レアルマドリードCでプレーしたことがある。

レアルマドリードCは、レアル・マドリードの下部組織であり、将来のレアル・マドリードの選手を育成する役割を担っている。レアルマドリードCは、毎年多くの有望な選手を獲得しており、彼らがレアル・マドリードで活躍する日を楽しみにしている。